2026年も、どうぞよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。
旧年中は、株式会社HETに多くのご縁とご相談をいただき、誠にありがとうございました。

昨年は、会社案内や各種ツール制作、SNSやWebを絡めた情報発信の整理、撮影・編集を含むコンテンツ制作など、さまざまな案件をクライアント様とご一緒させていただきました。

広告や広報の手段が増え、AIやテンプレートも普及し、誰でも“それっぽいもの”を作れる時代になりました。
だからこそ今年は、見た目の良し悪しだけではなく、成果につながる設計や、現場で回る仕組みづくりの価値がより問われていくと感じています。

HETとしては今年も、媒体や手段に偏らず、何を目的に、誰に、どう届けるか。
その前提を一緒に整理しながら、必要なクリエイティブと運用の形を組み立てていきます。

小さく始めて、確実に回し、改善して伸ばす。
そんな“堅実に強い”進め方を、今年も大切にしていきたいと思っています。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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長谷川 嵩


2025年の振り返り ありがとうございました

2025年も多くのご相談とご縁をいただき、誠にありがとうございました。
株式会社HETの長谷川嵩です。

 

年末のタイミングなので、今年を少しだけ丁寧に振り返ります。

今年を通して強く感じたのは、広告や広報の手段が増えた分だけ、企業側の意思決定が難しくなっているということです。
SNS、Web、動画、紙、展示会、採用、イベント。
どれも正解になり得る一方で、選び方を間違えると、頑張った割に成果が見えないという状況にもなりやすい。

だからこそ今年は、制作物の相談以上に

そもそも何を作るべきか
その施策は何のためにやるのか

という“入口の整理”からご一緒する機会が増えました。

 

一方で、よくある落とし穴もたくさん見ました。
例えば、投稿を頑張っているのに問い合わせにつながらない。
動画を一本作って満足してしまい、その後の改善が止まる
紙の会社案内を更新できず、現場では古い資料が使われ続ける
広告を出しても「何が効いたか」が分からないまま終わる。

 

こうしたケースに共通していたのは、作る前の設計が足りない、もしくは運用の仕組みが用意されていないという点でした。

逆に、うまくいった案件は例外なく

作ったあとの使い方が決まっている
計測と改善が前提になっている

この2つが揃っていました。

 

そして、HETとしても今年は改めて、制作会社の役割は「かっこよく作る」だけではないと感じた一年でした。
もちろん品質は大前提として、もっと重要なのは

現場で回る形に落とし込むこと
社内で使われ続ける状態を作ること

そこまで伴走することが、結果的に企業の力になる。
そんな価値観を、クライアントの皆様と一緒に確認できた一年だったと思っています。

来年は、制作物を増やすことよりも、さらに一歩進めて

少ない投資でも成果が出る「使い倒せる仕組み」
社内の運用に無理が出ない「継続できる設計」

ここに、より注力していきたいと考えています。

 

年末年始は何かと慌ただしい時期ですが、今年の振り返りと来年の準備は、落ち着いたタイミングで必ず効いてきます。
2026年も、必要なところに必要な投資を置き、無理なく成果につながる広報と販促をご一緒できればと思っています。

 

本年も本当にありがとうございました。
良い年末年始をお迎えください。

 

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母校で行われたキャリア企画に、講師として参加しました

先日、母校の高校で行われた社会人として働く先輩から仕事や生活について話を聞くキャリア企画「ようこそ先輩」に、講師として伺いました。
イベント自体はすでに終了していて、後日、生徒たちのアンケート結果もいただきました。

お礼状は「行事としての総括」がとても丁寧で、先生方がどんな意図でこの場をつくっているのかが、まっすぐに伝わってきました。
二つの講座を通して、生徒が「今を大切にすること」や「将来像を少し具体的にすること」を学べた、という趣旨が綴られていて、胸が熱くなりました。

一方で、自分の中に残っているのは、もっと細かな場面です。
廊下の空気の冷たさ、階段の角度、掲示板の文字の癖。ほんの数分で、当時の感覚が戻ってくる感じがありました。

引き継がれていく役割と、引き受ける覚悟

この講師枠は、地域の経営者の方からご紹介いただき、引き継ぐ形で担当しています。
長く続いてきた役割を受け取るのは光栄でしたが、正直なところ、最初は【自分でよいのだろうか】という迷いもありました。

ただ、教室の前に立った瞬間に、その迷いが少し整う感覚がありました。
生徒の前では、背伸びしてもすぐに見抜かれます。うまく話そうとするほど空回りする。結局、役に立つのは「立派な教訓」よりも、“そのとき何が起きて、自分がどう迷ったか”という具体のほうだと、毎回感じます。

 

生徒会長と陸上部部長だった頃に学んだ、チームワークと積み重ねの話

高校時代、私は生徒会長と陸上部部長を務めていました。
両方やっていた、と言うと「どうやって回していたの」と聞かれることがあります。

でも、ここは誤解してほしくないところで、全部を自分ひとりで抱えていたわけではありません。
むしろ逆で、【周りの人に頼ること】と【頼った先で仕組みにすること】を、学生のうちに何度も教えてもらった時間でした。

生徒会の仕事は、細かなタスクの連続です。
行事の段取り、連絡、資料、調整。全部をひとりで完璧にやるのは現実的ではありません。

だからこそ、
“これはお願いしたほうが早い”
“この部分は得意な人に任せたほうが良い”
そうやって、都度、仲間に相談して頼っていました。

何よりありがたかったのは、こちらが言う前に気をきかせて動いてくれる仲間がいたことです。
「これ、先にやっておいたよ」
「ここ、手が足りなさそうだから引き取るね」
そういう小さな支えが積み重なって、行事も日々の運営も回っていました。

今思えば、あれは【チームワーク】というより、もう少し具体的に言うなら
“仕組みで動く感覚”
だった気がします。

誰かが抜けても止まらないようにする。
情報を共有して、属人化させない。
やることを見える化して、引き継げる形にする。

この感覚は、社会に出てからの仕事にそのままつながっています。

一方で、陸上部のほうは少し違います。
部としては当然チームですが、競技そのものは結局、自分と向き合う時間がほとんどです。

私は110メートルハードルに取り組んでいました。
最初から自分で決めたというより、顧問の先生に
“ハードルが向いているよ”
と声をかけてもらったことがきっかけでした。

いま振り返ると、あの一言は大きかったと思います。
自分では気づけない適性を見つけてくれた人がいた。そこで素直に受け止めて挑戦したからこそ、結果につながる道筋ができました。

練習は派手ではありません。
フォームを整えて、リズムを崩さず、同じ動きを繰り返す。
焦ると引っかかるし、慎重になりすぎるとタイムが落ちる。だから黙々と、自分の癖と向き合うしかない。

その地味な積み重ねが、ある日ふっと結果に結びつく瞬間があります。
【精神力を鍛える】というと大げさですが、少なくとも私は、あの練習の時間の中で「自分を整える感覚」を覚えた気がします。

そしてもちろん、部活もひとりでは続きません。
顧問の先生、先輩、仲間。見守ってくれる人がいて、声をかけてくれる人がいて、競争してくれる相手がいる。そういう環境があったから、最後まで続けられました。

生徒会で学んだのは、【人に頼って仕組みにすること】。
陸上で学んだのは、【自分と向き合って積み重ねること】。
どちらも、当時の周りの人たちが与えてくれた経験だと思っています。

質疑応答のほうが、本番だった気がする

後半の質疑応答が、とても濃い時間でした。
将来の不安、進路の迷い、今の自分への違和感。質問はきれいに整っていないものも多いのですが、そこにこそリアルがあります。

答えながら、“昔の自分なら、何に引っかかっただろう”と何度も思い返していました。
その往復が、場の空気を少しだけ前に進めてくれたように感じます。

アンケートを読んで、こちらが背筋を伸ばされた

後日、生徒の感想をまとめた資料を拝見しました。
そこには「行動力を大切にしたい」「失敗も迷いも財産にしたい」「自分の選択に責任を持ちたい」といった言葉が並んでいました。

講師として嬉しいのは、褒められることよりも、誰かが自分の生活を一段だけ見直す“きっかけ”になったと感じられることです。

同時に、まっすぐな言葉は、こちらの甘えも見透かしてきます。
忙しさを理由に雑になっていないか。
やると決めたことを途中で曖昧にしていないか。
生徒の感想なのに、どこか自分への問いかけのように聞こえる部分がありました。

地域で続けることは、小さな約束に近い

会社としての宣伝とは別の場所に、こうした活動はあります。
もちろん事業は真剣です。ただ、地域で暮らし、地域の方々に支えられている以上、何らかの形で返していくのは自然なことでもある。

大げさに言うと、地元で続けるという小さな約束。
その約束を、静かに積み重ねていきたいと思っています。

 

 

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教習所に通って気づいた、「選ばれる理由」は事前につくられているという話

2025年の秋、私たちは夫婦でバイクの免許を取りに、ある自動車教習所に通っていました。
私は大型バイク、デザイナーであるパートナーは中型バイク。年齢的にも、いわゆる学生の頃とは違う、完全に大人になってからの免許取得です。

教習所に頻繁に通う日々のなかで、思っていた以上に「これは広告や販売促進の話だな」と感じる場面がいくつもありました。

教習所は「楽なビジネス」ではないが、「構造が固定されやすい」業態でもある

自動車教習所という業態は、一見すると安定して見えがちです。
免許取得という社会的に必要なサービスであり、料金体系もある程度の幅で定められています。

ただ、実際には
少子化による若年層の減少
指導員不足や高齢化
設備維持や更新にかかるコスト
といった課題を常に抱えており、決して「楽なビジネス」ではありません。

一方で、構造的に見ると、
【価格やサービス内容を大きく変えにくく、差別化の軸が生まれにくい】
という側面があるのも事実です。

その結果、
「何かを大きく変えなくても、例年通りは回ってしまう」
という状態に陥りやすい。

これは努力不足の話ではなく、
業態そのものが持つ構造的な特性だと感じています。

だからこそ、
サービスの質や体験価値、
そして「どう選ばれているか」という視点を、
意識的に言語化し、伝えていく必要がある。

広告や販売促進が意味を持つのは、
まさにこうした「構造が固定されやすい業態」なのだと思います。

私たちが教習所を選んだ、かなりニッチな理由

では、そんな中で私たちはどうやって教習所を選んだのか。

実は、私自身の条件は特に問題ありませんでした。
一方で、パートナーは低身長で、通常のバイクでは安全に足が着かない可能性がある体格です。

いくつかの教習所を回りましたが、
「うちは難しいですね」
と、実質的に門前払いのような対応を受けるケースもありました。

結果として、地域の中で
【低身長の女性でもバイク免許が取得できる体制を整えている教習所】
は一カ所しかありませんでした。

専用の教習車両があり、
指導員も低身長の受講者への教え方を理解している。
その体制が“当たり前のように用意されていた”。

だから、私たちはその教習所を選びました。

選ばれた理由は、広告ではなく「認識」だった

興味深かったのは、その情報が私たちにどう届いたかです。

派手な広告を見たわけではありません。
SNSで強く訴求されていたわけでもありません。

地域のバイクショップの方から、
「そこなら大丈夫だと思いますよ」
と教えてもらったのがきっかけでした。

つまり、
【日常の中で少しずつ蓄積されたイメージや評判】
が、私たちの意思決定に影響していたということです。

これはまさに、
“刷り込み”ではなく“信頼の事前形成”
だと感じました。

ニッチに応える体制は、強力な販売促進になる

低身長の女性向けの教習体制は、決して多数派向けではありません。
ですが、その一点にしっかり応えられる体制があったことで、
「ここなら安心して通える」という明確な理由が生まれていました。

これは広告的に見ると、とても健全です。

・誰に
・何を
・どこまで提供できるのか

が、実態として伴っている。

だからこそ、その情報が人づてに伝わり、
結果として“選ばれる”につながっていました。

褒めてばかりでは終わらせない話

一方で、正直に言うと、気になる点も多くありました。

設備は老朽化しており、
施設全体の印象は決して良いとは言えません。
ホスピタリティという観点では、改善の余地が大きいと感じました。

この状態で、
「良い口コミが自然に増えていくか」
と問われると、難しいだろうな、というのが率直な感想です。

広告やSNS発信を行っているからこそ、
【実体験とのギャップが生まれるリスク】
は、より大きくなります。

情報発信は、体制とセットで考えないと意味がない

どれだけ良いメッセージを発信しても、
受け取った側の体験が追いついていなければ、評価は下がります。

だから私たちは、
「発信しましょう」だけで終わる仕事はしません。

・実際の体制はどうか
・現場は無理をしていないか
・その魅力は、継続できるものか

そこまで含めて整理することが、販売促進やブランディングの前提だと考えています。

もし一緒にやる機会があるなら

これは完全にプライベートで通っていた教習所なので、
もちろん営業をかけたわけではありません。

ただ、
「もし一緒にやる機会があるなら、もっと良くできる余地はたくさんある」
と感じたのも事実です。

選ばれる理由は、すでに持っている。
あとは、それを裏切らない体験と、正しい伝え方を整えるだけ。

業種が違っても、この構造は多くの地域ビジネスに共通しています。

販売促進や情報発信について、
まずは「今どう見られているか」を整理するところからでも構いません。
必要であれば、状況を聞かせてください。

 

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出会いは、時間が経ってから意味を持つ

2025年10月下旬、新卒時代からお世話になってきた先輩方が、久しぶりに弊社を訪ねてくださいました。
仕事の相談、近況の共有、業界の話。肩書きや立場が変わっても、自然に会話が続く時間は、何年経っても特別なものです。

経営者という立場になった今、あらためて感じたのは、
「社会人としてのスタート時に、どんな出会いをしていたか」
が、その後の仕事人生に静かに影響し続けているという事実でした。

 

新卒で入った広告会社で感じた、組織の違い

私は新卒で、現在では日本最大級の広告制作プロダクションとなっているグループ企業に入社しました。
吸収合併を重ね、多くの制作会社が集まる組織で、合同会社説明会や内定後研修を経て、各社へ配属される仕組みでした。

強く印象に残っているのは、
同じグループ内でも、会社ごとに文化や空気感がまったく違っていたこと です。

私が配属されたのは、スーツ着用が当たり前で、営業の王道を辿るような会社でした。
新規営業担当として、広告代理店の営業マンらしいキャリアをスタートさせました。

一方で、Tシャツとデニムで働く同期も多く、
同じ業界、同じ新卒という立場でも、「入口の体験」は大きく異なっていました。

採用の入口で、すでに未来は分かれている

今振り返ると、どちらが良かったかという話ではありません。
重要だったのは、
「会社の実態」と「学生が思い描いていたイメージ」が一致していたかどうか
だったように思います。

雰囲気、働き方、価値観。
このズレが大きいほど、入社後の違和感は早い段階で表に出ます。

現在の新卒採用市場は、いわゆる売り手市場が続いています。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(2024年)」でも、若年層の有効求人倍率は高水準を維持しており、企業側の採用競争は年々激しくなっています。

その結果、
「見せ方」に工夫が入りすぎてしまうケースも散見されます。

・賞与を含めた年収を月給換算で強調する
・実態より良く見える表現を選ぶ

こうした情報発信は、短期的には応募を集めやすいかもしれません。

正直な情報発信は、遠回りに見えて一番強い

マイナビの就職活動に関する調査(2024年)でも、
学生が不安に感じる項目として 「入社後ギャップ」 が上位に挙げられています。

ここで重要なのは、
入口で生じた小さな違和感は、必ず後から効いてくる
という点です。

だからこそ、採用における情報発信では、

・正確であること
・誇張しすぎないこと
・日常が具体的に想像できること

この3点が、結果的に企業側の負担を減らします。

オウンドメディアが、採用のミスマッチを減らす理由

SNSや採用ページだけでは伝えきれない情報は、確実に存在します。
会社の考え方、判断の背景、日々の積み重ね。

こうした要素を伝える手段として、
オウンドメディアやブログは非常に相性が良い と感じています。

即効性はありませんが、
「この会社は、こういう考え方で動いている」
という文脈を時間をかけて共有できる点で、ミスマッチを減らす力があります。

 

――↓↓ おすすめオウンドメディア ↓↓――

【mercan(メルカリの採用オウンドメディア)】
フリマアプリを展開するメルカリが運営する採用オウンドメディア。
社員インタビューやプロジェクトの裏側、組織として大切にしている価値観などを丁寧に言語化しており、
「どんな人が、どんな考え方で働いているのか」が具体的に伝わる構成になっています。

求人情報だけでは伝えきれないカルチャーを補完するメディアとして、採用広報の代表的な成功例のひとつです。

【サイボウズ式(サイボウズのオウンドメディア)】
サイボウズが運営する、働き方や組織論をテーマにしたオウンドメディア。
直接的な採用訴求を前面に出さず、自社の思想や実践を社会に開いていくスタンスが特徴です。

結果として、「この考え方に共感する人」が自然に集まる構造をつくっており、
採用とブランディングを同時に成立させている好例と言えます。

――――――――――――――――――――

HETが大切にしている関わり方

私たちは「全部任せてください」という立場は取りません。
内製やAI活用、すでにある体制を尊重した上で、
「どこを一緒にやると、一番成果が出やすいか」 を整理する役割を担っています。

採用サイト、パンフレット、SNS、ブログ。
どれか一つを作れば解決する話ではありません。

情報の順番と伝え方を整えること。
それが、採用の質を底上げする一番の近道だと考えています。

出会いを、偶然で終わらせないために

新卒時代の出会いが、今も仕事として続いている。
その背景には、入口での誠実な情報共有と、無理のない期待値のすり合わせがありました。

採用は、一度きりのイベントではありません。
関係性のスタート地点 です。

採用広報、オウンドメディア、情報発信の整理について、
まずは状況整理からでもご相談ください。

 

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(※ブログ内の画像はイメージです)

 

【厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」】
有効求人倍率や求人動向など、日本の労働市場の統計データ。
政府統計(e-Stat)からも閲覧できます。 厚生労働省+1

参考URL(厚生労働省公式ページ)
政府統計総合窓口(e-Stat 版)


【マイナビ「2024年卒 入社半年後調査」】
新卒者の入社後の満足度や就職活動に関する調査レポートです。
採用広報や入社後のギャップに関する示唆を得られます。 マイナビ

マイナビ公式ニュースリリース(2024年12月発表)


AIで作った“その先”をどう設計するか ――内製と外部パートナーのちょうどいい関係

最近、「AIやCanvaで画像や動画は作れるようになったんだけど、その先をどうしていいか分からない」という相談が増えてきました。

  • とりあえず投稿まではできる
  • デザインそのものも、以前よりずっと整っている
  • でも、「それが売上や採用にどう効いているのか」が見えない

そんなモヤモヤを抱えている企業さんが、とても多いと感じています。

 

AIで作ったコンテンツは、“スタートライン”にすぎない

前回の記事でも書いた通り、今は

  • AIコピー生成ツールで文章を書く
  • 画像生成AIでイメージカットをつくる
  • Canvaでテンプレを使って、バナーやストーリーズを組む

といった「クリエイティブの入口」は、かなり内製しやすい時代になりました。

 

私自身も、イメージビジュアルの作成やラフ案の検討など、AIを日常的に活用していますし、クライアントにも積極的に使っていただいています。

ただ、どれだけツールが便利になっても、AIがやってくれるのは

「見た目として形になっているコンテンツを、とりあえず出せるようにする」

ところまでです。

 

そこから先の

  • 誰に
  • 何を
  • どの順番で
  • どうやって届けると
  • 最終的にどんな行動につながるのか

という“設計図”の部分は、相変わらず人間の仕事のまま残っています。

 

「AIで作ったけど、結局よく分からない」で終わらせないために

実際の現場で、こんな声をよく聞きます。

  • 「AIに頼んで毎日投稿してみたけど、採用の応募が増えたかどうかは分からない
  • 「営業資料をAIでキレイにしたけれど、商談の成約率に差が出ているかまでは追えていない
  • 「どの施策が効いたのか分からないので、来年の予算の付け方が毎回“勘”になってしまう

この状態が続くと、

  • 現場は「とりあえず続けているけど、手応えがない」
  • 経営は「何となくお金を使っている感じがして、不安」

という、どちらにとってもスッキリしない状況になります。

 

 

大事なのは、

「AIでコンテンツをつくる」

「AIを活用しつつ、売上や採用につながる仕組みをつくる」

をきちんと分けて考えることだと思っています。

 

 

外部パートナーが担うべきは「運用・設計・接続」の部分

では、AIやCanvaで“作る”ところまで社内でできる時代に、外部の制作会社や広告会社は何をするべきなのか。

私自身は、役割は大きく三つあると考えています。

 

1.「どこに時間とお金をかけるか」を一緒に決めること

  • どこはAIとテンプレで十分か
  • どこはプロがしっかり作り込んだほうがいいか

この切り分けは、社内だけで判断するのは意外と難しいものです。

例えば、

  • ロゴやブランドの「顔」にあたる部分
  • 会社案内や採用ページなど、長く使う“基幹コンテンツ”
  • 重要なプレゼンで使うスライドや動画

こういった箇所は、やはりプロの設計とクオリティコントロールが効いてきます。

逆に、

  • 日々のちょっとしたお知らせ投稿
  • 採用イベントのリアルタイムレポート
  • 社内の雰囲気が伝わるオフショット

などは、AIやテンプレートを使いながら、社内でスピーディーに回した方がよい場面も多いです。

「全部外注」か「全部内製」か、ではなく、

どこにプロを使って、どこをAI+社内で回すか

という配分を一緒に考えることが、外部パートナーの大事な役割だと考えています。

 

2.AIで作ったものを「ブランドの文脈」に乗せ直すこと

AIは「それっぽいもの」を作るのは得意ですが、

  • 自社の理念
  • これまで積み重ねてきたトーン&マナー
  • 既存のお客様が持っているイメージ

といった“文脈”まで理解してくれるわけではありません。

そこで私がよくやっているのは、

  • クライアントがAIで作ったラフ案やコピーをベースに
  • 表現のトーンを会社らしい言葉に整えたり
  • デザインの方向性をブランド全体の世界観にそろえたり

といった、「仕上げ」と「橋渡し」の部分です。

完全にゼロから外注するよりもコストは抑えつつ、

“その会社らしさ”を損なわずに世の中に出せるレベルまで、きちんと整える

この「最後の三割」を一緒に作るイメージに近いかもしれません。

 

3.「売上や採用につながる線」を一緒に引き直すこと

AIやCanvaでコンテンツが大量に作れるようになると、

どうしても「数」を追いがちになります。

  • 投稿数
  • 作ったバナーの本数
  • 生成したアイデアの量

もちろん、数も大事ですが、最終的に企業が見たいのは

  • 採用なら「何人の応募につながったか」

  • 営業なら「何件の商談・受注につながったか」

という成果の部分です。

 

だからこそ、

  • どの媒体から問い合わせが来たのかをアンケートで必ず取る
  • 採用のエントリーフォームに「どこで当社を知りましたか」を入れる
  • メールマガジンやLINEを使って、説明会後のフォロー導線を設計する

など、「コンテンツ」と「数字」をつなぐ仕組みづくりが必要になります。

 

ここは、まさに外部パートナーが冷静な目で入りやすいポイントです。

  • 社内だけだと、日々の運用で手一杯になってしまう
  • ツールのレポート画面を見ても、どう読み解けばよいか分からない

そんな時に、第三者として

「じゃあ、この3カ月はこういう指標で検証してみましょう」

と、現実的な“ものさし”を一緒に決めるのが、私のような立場の仕事だと考えています。

 

AIを“敵”にしない、というスタンス

HETとしては、AIやCanvaなどの内製ツールを“敵”だとはまったく思っていません。

むしろ、

  • うまく使えば、お客様側のコストも工数も確実に下がる
  • その分、本当にプロが必要な「設計・基盤づくり」に投資できる
  • 結果として、長期的な販促や採用活動が続けやすくなる

と考えています。

 

実際に、

  • お客様のCanvaアカウントと弊社のアカウントを連携して、共同編集する
  • AIで下書きした文章を共有していただき、こちらでブラッシュアップする
  • 「まずは社内でここまでやってみてください」と宿題を出し、その先の設計を一緒に考える

といった形で、「全部丸投げ」でも「全部自前」でもない、ちょうどいい中間地点を探るお付き合いも増えてきました。

 

「作れるようになったからこそ、“どこに効かせるか”を一緒に決めたい

AIやCanvaのおかげで、多くの企業が

  • これまで外注していたようなクリエイティブを
  • 少ないコストと時間で
  • 自分たちの手で作れるようになりました。

これは間違いなく、ポジティブな変化だと思います。

 

ただ一方で、

  • そのコンテンツが「何のために」「どこに効いているのか」
  • その取り組みに、どこまで時間と予算をかけるのが妥当なのか

といった“設計と判断”の部分は、むしろこれからの方が重要になっていくはずです。

 

もし、

  • 「AIでいろいろ作れるようになったけど、その先の戦略がぼんやりしている」
  • 「どこまで内製して、どこから外部に頼むべきか整理したい」
  • 「成果につながる“線”を、第三者と一緒に引き直してみたい」

そんなタイミングがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

AIや内製の力を前提にしながら、

「じゃあ、その先をどう設計すると、一番ムダなく効かせられるか」を一緒に考える。

それが、これからの制作会社・広告会社の役割だと私は思っていますし、

HETとしても、そのポジションでお役に立てればうれしく思います。

 

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(※ブログ内の画像はイメージです)


AIとCanvaで「まずは自社でやってみる」が当たり前になった話

最近、打ち合わせの中でこんな言葉を聞くことが増えてきました。

「デザインはCanvaでなんとかしてます」

「文章はAIに書かせて、最後だけ自分で直してます」

数年前までは、広告代理店や制作会社に頼んでいたようなことが、

いまは社内の担当者が「とりあえず自分たちでやってみる」という前提で動いている。

そんな時代に、外部パートナーとして何ができるのかを、あらためて整理してみたいと思います。

 

 

まずは「自社でやってみる」が普通になった

私のところにも、

「インスタのアカウントを立ち上げたい」

「採用広報をSNSでやってみたい」

といったご相談が、この1〜2年で一気に増えました。

その中で印象的なのは、

「全部お願いしたい」というよりは、「できるところまでは自分たちでやりたい」

というスタンスの企業さんが、確実に増えていることです。

 

あるクライアントでは、Instagramの運用代行や投稿企画をお手伝いするところからスタートしましたが、途中から方針を変えました。

「デザインはCanvaで社内制作に寄せていきたい」

「ただ、土台のデザインや世界観はプロと一緒に決めたい」

というご相談を受け、

・Canvaで使える投稿テンプレートの設計

・アカウント全体のトーン&マナーの整理

・投稿のテーマ軸やハッシュタグ方針の設計

・Canvaアカウントの共同編集体制の構築

といった“土台づくり”に比重を移していきました。

 

結果として、日々の投稿は社内で回しながら、要所の見直しやブラッシュアップだけを外部に頼む、という形に落ち着いています。

 

AI/Canvaで「作れる」ようになった後に、ぶつかる壁

AIやCanvaがあれば、画像や文章はかなりのレベルまで“形”になる時代です。

ただ、現場でお話を聞いていると、次のような壁にぶつかるケースが少なくありません。

 

・テンプレートはあるけれど、「何を発信すべきか」が決めきれない

・担当者ごとにセンスがバラバラで、アカウント全体の世界観が揺れる

・とりあえず頑張って投稿しているけれど、何が効いているのか分からない

・AIに書かせた文章が、自社らしくない/なんとなく薄い

 

つまり、

「作れるようになったからこそ、“どう運用するか”で迷うフェーズに入っている企業が増えている

という感覚があります。

 

HETが担っているのは「全部作る役」ではなく「土台をつくる役」

こうした状況の中で、HETがよくお手伝いしているのは、

「全部丸投げでつくる」ことよりも、「自社で回せる仕組みの土台をつくる」ことです。

具体的には、例えばこんなことをしています。

 

・ブランドの軸や口調を言語化した

 「発信ルール」「ことばのガイド」を一緒につくる

 

・Canvaで誰でも使える

 投稿テンプレート/ストーリーテンプレートの設計

 

・AIに投げるための

 プロンプト例(指示文)の作成とチューニング

 

・「週◯本なら無理なく続けられる」という

 現実的な運用ラインの設計

 

・どこからどこまでを社内でやり、

 どこから先を外部に任せると効率が良いかの線引き

 

要するに、

「AIとCanvaをちゃんと“戦力”にするための、設計図と初期設定」

を一緒につくる、というイメージに近いかもしれません。

 

AIを“敵”にしない。味方にすると、むしろコストは下がる

AIやCanvaの話をすると、

「それって制作会社の仕事を奪うことになりませんか?」

と聞かれることがあります。

正直に言うと、単純作業だけで成り立っていた仕事は、確実に置き換わっていくと思います。

一方で、HETとしてはそうした変化を

「仕事を奪われる脅威」ではなく、

「お客様の予算を本当に必要なところに回せるチャンス」

と捉えています。

 

例えば、弊社のWebサイトや資料で使用しているイメージ画像の多くは、AIで生成したものです。

東京の大手案件も多く、

・クライアント名や実際のビジュアルを勝手に公開できない

・撮影や素材購入に毎回大きなコストをかけるのは現実的でない

といった事情があるからです。

 

だからこそ、

イメージカットや背景素材など、AIで代用できる部分は積極的にAIに任せる

・その分の予算を

 戦略設計やディレクション、人の感情を伴うコピーや構成

 といった、人間にしかできない部分に投資する

という考え方をしています。

 

このスタンスは、そのままクライアントワークにも当てはまります。

AIやCanvaでできることは上手に社内化しつつ、

「判断」や「設計」が必要な部分は外部パートナーと組んでいく。

その方が、結果として

・不要な制作費を削り

・続けられる運用を確立し

・売上や採用につながる“芯のある施策”を育てていける

と感じています。

 

「全部自前で」は正義じゃない。ちょうどいい分担を一緒に決める

AIやCanvaを前提にした時代の広報・販促は、

・どこまでを社内でやるのか

・どの部分を外部に任せるのか

・その境目をどう設計するのか

が、以前よりずっと重要になってきています。

 

もし、あなたの会社でも

・CanvaやAIで「とりあえず作る」ことはできるようになってきた

・でも、アカウント全体の方向性やブランドの軸に自信が持てない

・せっかくの内製化を、ちゃんと成果につながる形にしたい

そんな感覚が少しでもあれば、

「AI前提の広報・販促設計」を一緒に考えるパートナーとして、ぜひ一度お声がけください。

 

全部を取り上げるつもりはまったくありません。

むしろ、「そこまで自前でできるなら、その先を一緒にやりましょう」というのが、HETのスタンスです。

 

AIやCanvaが当たり前になった今だからこそ、

外部パートナーの役割も、静かにアップデートされている

そんな時代の付き合い方を、これからも模索しながら、

お客様と一緒に育てていけたらと思っています。

 

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長谷川 嵩

 

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東京の現場視察に行ってきました

先日、東京で開催されたアニメ系イベントの会場視察に行ってきました。

ネット配信系のテレビ局が主催する、大規模なアニメイベントです。

 

このイベントでは、

  • 会場内の大型パネル

  • 誘導サイン

  • 特設サイトで使うビジュアル

  • アプリ内で使うアイコンやバナー画像

といった、イベントに関わる多くのクリエイティブを、弊社でまとめて担当しました。

 

長野の山の中の会社ですが、東京の仕事もたくさんあります

HETは長野県・蓼科の森の中にある小さな会社ですが、

お取引という意味では、いまも東京のクライアントからのご相談が大きな割合を占めています。

 

今回のアニメイベント以外にも、例えば

  • 新宿駅前で行われたキャンペーンイベントのグラフィック制作

  • 渋谷駅や新宿駅の構内を使った大型広告のビジュアル制作

  • 都内の商業施設で実施されたポップアップイベントのツール一式

など、都市部の案件にも継続的に関わらせていただいています。

 

一方で、ここ数年は

諏訪・茅野・松本エリアを中心に、地元企業様とのお付き合いも着実に増えてきました。

「東京の案件で得た経験」と「地域企業のリアルな感覚」

その両方を持った制作会社として、バランスを取りながら仕事をしている——

それが今のHETの立ち位置だと感じています。

 

現場を必ず見に行く、というルール

今回のイベントも、データを納品して終わりにはせず、実際の会場に足を運びました。

 

  • 来場者の視線の流れの中で、サインは読みやすいか

  • フォトスポットとしてパネルはきちんと機能しているか

  • SNSにアップされた写真の中で、ロゴや世界観はどう切り取られているか

 

こうした「現場でしか分からないこと」を、必ず自分の目で確認するようにしています。

クライアントへのご挨拶はもちろん、運営スタッフさんのお話を伺ったり、

お客様の動きや表情を眺めながら、

  • 「次はこうした方が伝わりやすそうだな」

  • 「この見せ方は、地元のイベントでも応用できそうだな」

といった気づきを、必ずメモして持ち帰ります。

東京で受けた刺激は、地元の現場からの学びとセットで

東京に行った際は、仕事の現場だけでなく

  • 新しくできた商業施設

  • ミュージアムやギャラリー

  • インテリアショップやライフスタイルショップ

  • 駅構内のサイン計画やデジタルサイネージ

なども、できるだけ自分の足で見て回るようにしています。

一方で、諏訪圏工業メッセのような地元の展示会や、

諏訪湖周辺のイベント、地域の小さなフェアやマルシェにも、できるだけ足を運ぶようにしています。

都会の最先端の見せ方から学べることもあれば、

地元の企業や団体が、限られた予算や人員の中で工夫している姿から学べることもたくさんあります。

 

どちらが上、どちらが下、という話ではなくて、

  • 「都市のスピード感」

  • 「地域の温度感」

その両方を知っているからこそできる表現がある。

 

私自身は、そんな感覚に近いものを日々感じています。

いいとこ取りのクリエイティブを

私自身、

  • 東京の現場で身につけた、情報設計やクオリティコントロールの視点

  • 蓼科・諏訪エリアで暮らす中で育まれた、生活目線・地域目線の感覚

この両方を、制作の判断軸として持つようにしています。

 

都市の事例だけを真似しても、地域の現場では浮いてしまうことがあります。

かといって、「うちは地方だから」と言って、表現のレベルを下げてしまう必要もありません。

  • 地域のお客様が違和感なく受け入れられること

  • でも、どこか新しさやワクワク感があること

そのちょうど良いバランスを探しながら、

「都会っぽいけれど、ちゃんとこの地域の会社らしいよね」

と言ってもらえるクリエイティブを目指しています。

 

最後に

今回の東京出張も、単に大きな案件の自慢をしたいわけではなくて、

  • 長野の山の中に拠点を置きながら

  • 東京や都市部の現場からも学び

  • それをまた地元の仕事に還元していく

そんな循環を、これからも大事にしていきたい、という話でした。

 

もし、

  • 地域に根ざしたまま、表現の幅を少し広げてみたい

  • 東京的な見せ方に憧れはあるけれど、自社らしさも失いたくない

  • 都会と地方、両方の感覚を分かってくれるパートナーを探している

そんなお考えがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

森と都市のあいだを行き来しながら、

どちらか一方に偏らない、ちょうどいいクリエイティブ

ご一緒できればうれしいです。

 

 

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現場と経営の「温度差」が、生産性を下げていないか

とあるクライアント先で、こんな場面がありました。

新しい広報施策について、経営層と現場メンバーが同席している打ち合わせ。

社長が「これはぜひやりたい」と話し、全員がうなずいているように見えるのですが……

誰も主体的に「じゃあ自分が動きます」とは言わない。

視線はなんとなくテーブルの上か、資料のあたりを泳いでいる。

 

打ち合わせが終わり、経営層の方が席を外したあと、

現場メンバーと個別に話すと、こんな本音がこぼれてきます。

 

・「必要なのは分かるんですけど、正直やる余裕がないです」

・「やったところで評価される気がしないし、怒られないように今の仕事を回すだけで精一杯です」

・「予算も時間もついてこない“やりたいことリスト”だけ増えていく感じで…」

・「失敗したら自分の責任になりそうで怖いです」

 

現場の感覚としては、どれもよく分かる声です。

私自身が会社員だった頃を振り返ると、きっと同じように感じた場面があったと思います。

なぜ「やったほうがいいこと」が、いつまでも動かないのか

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、私はこうした状態を

「静かなブレーキがかかった組織」

と呼んでいます。

誰も大声で反対はしていない。

でも、心の中ではブレーキを踏んでいる人が多い状態です。

そこには、いくつかの理由が混ざっています。

 

・やっても評価されるイメージが持てない

・予算も人員もセットで伴走してもらえない

・失敗したときに守ってもらえる安心感がない

・そもそも何から始めればいいか分からない

 

最近の組織心理学の研究では、「心理的安全性」が高いチームほど、生産性が高く離職率も低いと言われています。

また、従業員エンゲージメントが高い企業は、そうでない企業と比べて業績や生産性が高い傾向にあるというデータも、多くの調査で示されています。

 

つまり、

【現場が安心して動けない組織は、長期的に見て確実に機会損失を起こしている】

ということです。

「やってほしい経営」と「動けない現場」のすれ違い

一方で、経営側の言い分も、よく分かります。

 

・「現場のことを思って、ちゃんと予算もつけているつもり」

・「会社としては新しいチャレンジを歓迎したい」

・「任せたいのに、誰も手を挙げてくれない」

 

数字や将来のリスクを見ているからこそ、

「このままではマズい」「今のうちに変わらないと」

という危機感を持っている経営者の方は、地方の企業でも少なくありません。

 

でも伝え方や落とし込み方を間違えると、現場からは

「また社長が何か言ってる」

「どうせ実務を回すのはこっち」

と、温度差だけが広がっていきます。

 

その結果、せっかくの【広告・広報・採用・ブランディングのチャンス】が、

「検討しただけ」「一度やって終わり」で消えていくのを、私は何度も見てきました。

営業代行・AI・自動化だけでは、埋まらない“最後の一手”

ここ数年、営業やマーケティングの世界では

・AIを活用したリード獲得

・インサイドセールスのアウトソーシング

・営業代行会社によるアポイント獲得サービス

などの手法が一気に増えました。

 

こうしたサービス自体は、うまく使えばとても心強いパートナーになります。

ただ、現場でよく耳にするのはこんな声です。

 

・「アポイントは取れたけど、その先の提案がうまくいかない」

・「せっかく見込み顧客のリストが溜まっても、追客の仕組みがない」

・「どのツールからどれくらい売上につながったか、結局よく分からない」

 

つまり、

【入口(アポ・リード獲得)だけを外注しても、

その後の“育成”と“刈り取り”の設計がないと、投資対効果が見えない】

という状態に陥りやすいのです。

 

私が間に入るときに、必ずやっていること

こうした「現場と経営の温度差」や、「施策の入口だけが先行している状態」に出会ったとき、私がまずやるのは、クリエイティブの話ではありません。

やるのは、だいたいこの3つです。

 

1.現場の本音を、ちゃんと聞く

 ・上司がいない場で、率直な不安や抵抗感を聞き出す

 ・「やりたくない」の裏側にある、「ほんとはこうなったら動きたい」を探る

 

2.経営の意図を、言葉にして整理する

 ・「なぜ今やるのか」「どこまでやるつもりなのか」を可視化する

・予算・人員・時間の“現実ライン”を、一緒に決める

 

3.両者の間に入る“翻訳資料”をつくる

 ・現場向けには「これなら動けそう」と思える道筋と役割分担を書いた資料

 ・経営向けには「この条件なら成果が出せる」「ここから先はリスク」という判断材料

 

このプロセスを踏んだ上で、初めて

・どんなスライドや会社案内が必要か

・どんなSNS運用やオウンドメディアが現実的か

・アポイント後にどんな資料を渡せば次の商談につながるか

といった「クリエイティブの具体論」に入っていきます。

 

私が「作りたくないもの」も、実はたくさんある

少し誤解を恐れずに言うと、私は

「必要がないと思うものは、作りたくない」

タイプの制作者です。

・会社として本気で回す気のないSNS

・誰も更新しないことが最初から分かっているブログ

・現場が運用イメージを持てていない高機能サイト

こういったものは、かっこよく作ること自体はできますが、

数年後に「結局あれ、意味なかったよね」と言われてしまう将来が見えてしまうからです。

 

逆に、

・小さく始めて、続ければ効いてくる仕組み

・現場が「これならできる」と思える導入ステップ

・経営が数字で判断できる、簡単な指標設計

こうした「地味だけど、ちゃんと効いてくる施策」を一緒に設計する方が、

長い目で見て企業の力になると信じています。

 

まとめ:温度差を埋める“第三者”がいると、組織は前に進みやすい

現場と経営、どちらが悪い・どちらが正しい、という話ではありません。

・現場は現場で、「現実」を見ている

・経営は経営で、「未来」を見ている

ただ、その間に橋をかける役割がいないと、せっかくのアイデアや予算が、

「検討して終わり」「一度試して終わり」で消えていってしまいます。

 

もし、あなたの会社でも

・会議では前向きな話が出るのに、何も進まない

・新しい取り組みのボールが、いつも宙に浮いたままになる

・現場と経営のあいだで、自分だけが板挟みになっている気がする

そんなモヤモヤがあれば、一度、第三者の視点を入れてみるのも一つの方法です。

 

私は、広告やクリエイティブの制作だけではなく、

【現場と経営の間に立って、施策が“ちゃんと回り始めるところ”まで伴走すること】

を、自分の仕事だと思っています。

 

「うちも、どこから手をつけたらいいのか分からない」

 

そう感じているタイミングがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

一緒に、止まっているボールを前に転がす方法を考えていければ嬉しいです。

 

 

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営業代行だけでは終わらせない、「最後まで届く営業導線」の話

 営業手法は「AIか対面か」ではなく「設計の問題」

ここ数年で、営業のやり方は本当に多様になりました。

インサイドセールスやオンライン商談、

マーケティングオートメーション、

AIを使った見込み顧客の抽出やスコアリング。

一方で、業種やサービスによっては、

・訪問営業

・展示会での商談

・紹介営業

といった、いわゆる「泥くさい営業」の価値が、改めて見直されてもいます。

つまりポイントは、

「AIが良いか、対面が良いか」ではなく、

「どの手法をどう組み合わせて、成果が出る導線を設計できているか」

という“設計の話”だと感じています。

営業代行で“アポだけ”取って満足していないか

お客様とお話ししていると、よくこんな言葉を耳にします。

「うちは営業代行さんにテレアポを頼んでいて、毎月何件かアポ取ってもらっているんですよ」

忙しい中小企業にとって、

アポイント獲得を外部に任せるのは、とても合理的な選択だと思います。

ただ、その話を聞くたびに心の中で浮かぶのは、

「その先の設計は大丈夫ですか?」

という疑問です。

 

せっかく取れた30分や1時間のアポイントの場で、

・どんな会社案内を見せているのか

・相手の立場から見て、何がどこまで理解できる資料なのか

・打ち合わせ後、相手のメールボックスにどんなフォロー資料が届くのか

・数週間後、一カ月後に、どんなコミュニケーションが続いていくのか

ここまで設計されていなければ、

そのアポは「取れた」だけで終わってしまいます。

営業代行への投資が生きるかどうかは、

アポイントの“後ろ側”にある設計しだいだと感じています。

アポの「その1時間」で、何を残せているか

やっと取れた、貴重な1件のアポイント。

その時間の中で、どこまで相手の記憶に残せているかは、

実は「資料」と「構成」で大きく変わります。

例えば、こんな状態になっていないでしょうか。

 

・口頭説明が中心で、話した内容が相手の中で整理されていない

・パンフレットが情報の寄せ集めで、「結局何の会社か分かりづらい」

・スライド資料が古く、今のサービスや体制とズレてしまっている

この状態だと、先方の記憶には

「なんとなく良さそうなことを言っていた会社」

くらいしか残りません。

 

逆に、次のような準備ができている会社は、同じアポイント数でも受注率が大きく変わってきます。

・先方の業種や課題感に合わせて組み立てたスライド構成

・打ち合わせ内容を整理した「振り返りメール」と、補足説明が入った資料

・社内で回覧しやすい、簡潔な会社概要資料

アポイントは「ゴール」ではなく、「スタート」です。

その1時間で何を渡し、何が相手の頭に残るのか。

ここを設計しておくことが、営業代行を活かす最低条件だと考えています。

営業の「その後」を支える仕組みはあるか

営業代行やインサイドセールスが担ってくれるのは、

見込み顧客との「最初の接点」です。

本当に差がつくのは、その後の

・継続的な情報発信

・関係性を育てるコミュニケーション

・「タイミングが来たときに思い出してもらえる状態」をつくること

といった部分です。

 

例えば、こんな仕組みが考えられます。

・自社ブログやオウンドメディアで、業界の役に立つ情報を定期的に発信する

・Instagram や X、YouTube などで「会社の今」が伝わる投稿を続ける

・メールマガジンやニュースレターで、商談後も自然につながり続ける

営業現場だけで見ると、

「追客メールを送るかどうか」くらいの話に見えますが、

会社全体で見ると、

「どうやって関係性を育てていくか」

という視点で導線を設計する必要があります。

HETが一緒に考えている「営業の導線」

弊社 HET は、営業代行会社ではありません。

テレアポも、訪問代行も行っていません。

その代わりに、次のような部分を一緒に設計しています。

・営業時に使うスライド資料の構成とデザイン

・打ち合わせ後に送るフォロー資料やメール文面

・数カ月単位での情報発信(SNS・ブログ・ニュースレター)の企画

・顧客リストをどう整理し、どのタイミングでアプローチするかという流れ

つまり、

「アポイントが取れた、その先をどう設計するか」

をお客様と一緒に考える立場です。

 

私自身、東京でサラリーマンをしていた頃は、

飛び込み営業、テレアポ、展示会フォロー、紹介営業など、

さまざまな営業スタイルを経験してきました。

その中で強く感じているのは、

「一度会って終わり」ではなく

「会った後も自然と情報が届き続ける会社」が選ばれていく、という現実です。

営業代行は“入口の一つ”、ゴールではない

営業代行を使うこと自体は、とても有効な選択肢だと思います。

うまく活用できている企業も、もちろんたくさんあります。

ただし、こんな視点は外せません。

・アポイントの“質”を上げるために、事前に何を渡しておくか

・アポイントで得られた情報を、どう社内に共有し次につなげるか

・アポイントで終わらせず、「また相談したい」と思ってもらえる状態をどうつくるか

ここまで視野を広げていないと、

営業代行への投資が「やった感」で終わってしまいます。

営業代行は、あくまで入口の一つ。

その先に続く道筋をデザインできていなければ、

せっかくの入口も生きてきません。

 

「最後まで届く営業導線」を一緒につくりませんか

もし今、

・営業代行に頼んでいるが、成果の実感が薄い

・アポイントまでは取れるが、その後の受注率が頭打ちになっている

・会社としての資料や情報発信がバラバラで、営業任せになっている

そんな感覚が少しでもあれば、

それは「営業のやり方」ではなく「営業の設計」の問題かもしれません。

 

HET は、

・クリエイティブ(資料・動画・Web・SNS)

・営業現場での伝わり方

・中長期の情報発信と顧客育成

この三つの視点を行き来しながら、

企業ごとに合った営業導線を一緒につくっていく会社です。

 

営業代行を使うかどうかにかかわらず、

「アポイントで終わらない営業の形」を考えてみたいと思われた方がいれば、

ぜひ一度、お話しさせてください。

 

今日の一件が、来年の「当たり前の営業スタイル」になるように。

そんなお手伝いができればうれしく思います。

 

 

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