たかが社内行事、されど社内行事。家族向け「工場見学会」が秘める無限大の価値
先日、岡谷市・諏訪市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村という諏訪エリア全6市町村から、経営者が集まる交流会に参加した際のことです。
そこでお話しさせて頂いたある経営者様とのご縁で、
後日、実際に開催された「従業員のご家族向け工場見学会」に、外部の視点から特別に同席させていただく機会がありました。
ここ茅野市(蓼科)を拠点に活動していると、この諏訪地域がいかに高い技術力を持った「ものづくりの街」であるかを日々実感します。
しかし、今回の工場見学会で目の当たりにしたのは、単なる「技術の披露」だけではありませんでした。
それは、企業の未来を左右するほど大きな「体験のデザイン」が秘める、無限大の可能性でした。
いちばん身近な味方を作る「エンゲージメントの向上」
見学会の最大の価値は、間違いなく従業員エンゲージメントの向上と、家族に誇れる職場体験の提供です。
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プロの顔を知る: 例えば、微細な傷も見逃さない厳格な検査の工程。ご家族がそれを五感で体感することで、「こんなすごい品質を支えているんだ」という尊敬と誇りが生まれます。
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安心を持ち帰る: 現場の整理整頓や安全配慮が徹底されていることを直接見ることで、家族は「ここなら安心して働ける」と確信できます。
「今日も気をつけてね」「お仕事頑張ってね」という何気ない家族の言葉の重みが変わり、それが働く本人のモチベーションに直結していく空気を肌で感じました。
「見学会の型」がもたらす、未来への資産
さらに、マーケティングやブランディングの視点で見ると、この見学会は単発のイベントで終わらせるにはもったいないほどの「ノウハウ蓄積の機会」でもあります。
身内である家族向けに「安全で、分かりやすく、歓迎されていると感じる」運営の型を作ることができれば、それはそのまま社外へ向けた強力な武器になります。
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採用活動への展開: 求職者やその親御さんに向けた、会社理解と安心材料の提示に直結します。
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新規顧客へのアピール: 取引先候補を招く際の、スムーズな工場見学のベースラインになります。
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地域社会との繋がり: 地元に開かれた工場として、地域や学校見学への展開が可能になります。
身内を楽しませ、納得させられない工場が、社外の人を感動させることはできません。家族向け見学会は、企業のブランド価値を全方位に高めるための「最強のプロトタイプ(原型)」なのです。

プロの視点:「体験のデザイン」に何が必要か
今回、素晴らしい見学会に同席させていただき、私自身も「伝えるプロ」として大いに刺激を受けました。
同時に、こうした取り組みを企業が行う際、私たちのような制作・企画会社が「体験のデザイン」として伴走できる余地が非常に大きいことも確信しました。
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言葉の変換(メッセージ設計): 例えば「少人数で効率よく回す機械」を見せる時。一歩間違えると「人員削減」と誤解されかねません。これを「機械化で重労働を減らし、安全で環境を作り、従業員に還元する」という家族が安心する文脈に変換して伝える必要があります。
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迷わせないサインと空間作り: 初めて来るご家族が不安にならないよう、駐車場や受付への誘導サインを適切に配置し、歓迎の空気を作ること。
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次へ繋がる仕組み化: 単なる満足度調査ではなく、「次回の改善に直結する材料」を回収できるアンケートや振り返りの仕組みを設計し、企業の資産として残すこと。
広告やWebサイトを作るだけが私たちの仕事ではありません。
こうした「企業の本当の魅力」を現場から引き出し、言葉や空間、体験として形にするお手伝いこそが、これからの時代に必要なクリエイティブだと強く感じた一日でした。
諏訪エリアの「誇り」をカタチに
諏訪エリア(岡谷・諏訪・茅野・下諏訪・富士見・原村)には、世界に誇れる技術が溢れています。
その魅力を、まずは一番身近なご家族に、そしてその先の未来のお客様や未来の仲間に届けてみませんか?
「どこから手をつけていいか分からない」という経営者様、広報担当者様。まずは最初の「交通整理」から、HETにお手伝いさせてください。

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「SNSをやれ」と言うだけのコンサルはいらない。HETが「伴走+実制作」にこだわる理由
「自社でSNSを運用していきたいから、伴走してサポートしてほしい」
「社内に広報部を新しく立ち上げたい」
ここ茅野市・蓼科を拠点に活動していると、長野の製造業や観光業が持つ「技術力」や「おもてなし」の素晴らしいポテンシャルを肌で感じます。一方で、経営者の方々と深くお話ししていると、切実な悩みに直面して足踏みされている姿も目の当たりにします。
例えば、宿泊業の社長さんからは「昔はじゃらんや楽天トラベルに広告を出しておけばお客さんが来てくれたのに、今はそれだけじゃ全然ダメで困っている。でも予算もないし、どうしていいか分からない」という悲痛な声をお聞きしました。
現状維持のまま、じわじわと衰退していく不安。それを感じつつも、次の一手が打てない。
なぜ、ここまで難易度が上がってしまったのでしょうか。
「展示会でパンフレット」から「日常の蓄積」へ
結論から言うと、マーケティングの「地図」が変わってしまったからです。
昔は「認知→興味→比較→検討→購入」という綺麗な逆三角形(ファネル)がありました。展示会に行ってパンフレットをもらい、後日営業マンと話して決める。そんな直線的な流れです。
しかし今は違います。製造業の経営者や広報担当者の方々自身が一番よく分かっているはずです。皆さんも、何か大きな購買を決める時、展示会だけで決めますか?
おそらく、移動中にスマホでSNSを見たり、気になった会社のブログを読んだり、オウンドメディアで専門的な解説を読んだりして、徐々に「ここにお願いしよう」という確信を深めているはずです。
お客様は今、一直線に進むのではなく、様々なメディアから同時進行で情報を集め、「納得の総量」が一定ラインを超えた瞬間に決断しています。
全方位に、メディアの「文脈」に合わせて届ける難しさ
だからこそ、今は「とりあえずここに広告を出せばOK」という魔法はありません。
お客様がどこで情報を得ているか分からない以上、全方位に対して情報を出していく必要があります。しかも、ただ同じものを垂れ流すのはNGです。
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Instagram: 現場のスタッフの顔が見えるような、親しみやすさとリアリティのある発信。
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YouTube: 専門的な技術やサービスの強みを、長尺でしっかりと解説するコンテンツ。
媒体ごとに求められる文脈(コンテクスト)に合わせて、情報を最適化していく。これを全方位でやらなければ、お客様から「積極的に選ばれる」ことは非常に難しい時代です。
正直に言って、今のマーケティング市況はかなり難易度が高いです。どうしていいか分からず、足踏みしてしまう気持ちも痛いほど分かります。

HETは「覚悟を決めた挑戦」を絶対に裏切らない
「やらなきゃいけないのは分かっている。でも、ノウハウもリソースもない」
そんな時、口だけで「もっとSNSをやった方がいいですよ」とアドバイスするコンサルタントはたくさんいます。
しかし、HETはそんな「言うだけ番長」には絶対になりません。
私たちは広告・Web制作会社です。戦略を立てるだけでなく、実際に手を動かし、圧倒的なポテンシャルを持つ質の高いクリエイティブ(写真、映像、デザイン)を作れることが最大の強みです。
内製化を目指すのであれば、その仕組みづくりから伴走します。
例えば「広報部の立ち上げサポート」では、まず自社の強みの棚卸しを行い、「誰に・どの媒体で・どう伝えるか」のロードマップ作成から、日々の具体的な運用ルールの構築まで徹底してリードします。
そして、もし現場で「ここはプロのクオリティが必要だ」となれば、臨機応変に私たちが制作部隊として実務を巻き取ります。
難易度が高まり、先が見えない時代。それでも現状維持の衰退を良しとせず、「覚悟を決めて挑戦する」と決断したお客様に、私は本気で寄り添いたい。長野の素晴らしい企業が発信するその勇気を、私たちの技術力と熱量で絶対に裏切りたくないのです。
「どこから手をつけていいか分からない」という状態でも構いません。まずは最初の交通整理から、HETと一緒に始めてみませんか?

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BtoB企業の技術をバズらせる。「BtoC向け企画」が最強の企業ブランディングになる理由
製造業をはじめとする、BtoB企業の経営者様や、広報・採用担当者様。
「自社には確かな技術があるのに、知名度が低く採用に苦戦している」
そんなお悩みを抱えていませんか?
この課題を打破する、非常に有効なPR手法。
それが、HETがご提案している、
「BtoB企業があえてBtoC(一般消費者)向けのプロダクトやコンテンツを企画・発信」
するというアプローチです。
なぜ、BtoB企業が「BtoC」を狙うべきなのか?
「ウチは企業向けビジネスだから関係ない」
そう思われるかもしれません。
しかし、この戦略の真の目的は、商品の直接的な売上ではありません。
本当の狙いは、
「圧倒的な広報効果と企業ブランディング」
にあります。
「ニッチな産業用部品の精度が10%向上しました」
といった、論理的な課題解決に基づく機能的価値の訴求。
これだけでは、一般のメディアや求職者はなかなか振り向いてくれません。
しかし、その技術を転用して、
「絶対に焦げ付かないキャンプ用鉄板」
を作ったらどうでしょうか。
そこに「人々の心を動かす情緒的な体験」が加わり、
「実はこれ、あの部品メーカーの技術なんです」
というストーリーが生まれます。
これが強力なフックとなり、
メディアからの取材オファーや、SNSでの拡散が格段に起こりやすくなるのです。
現代のマーケティングにおいて、こうした「体験価値の提供」は不可欠となっています。

表面的な会議からは「本当に刺さる企画」は生まれない
では、世の中を動かし、採用力向上や社内のモチベーションアップに繋がるBtoC向けの企画を、どう生み出すのか。
日中の公式な打ち合わせでは、設定された「議題」を中心に議論が進みます。
そのため、経営陣や担当者の背後にある、
「本当は何を避けたいのか」
「社内のどの部署間に摩擦があるのか」
といった、言語化されにくい本音や「隠れた前提」が見えにくいという課題があります。
HETは、単なる制作作業の代行ではありません。
私たちは、こうした
「議題の外にある前提を可視化するための、戦略的なコミュニケーション」
を重視しています。
この前提を正確に把握することで、クリエイティブを提案する際の言葉の選び方や、制作物の精度が一段階上がります。
結果的に、
「コミュニケーションの質が実務の成果へと直結する」
からです。

クオリティ × アジャイルな制作体制
隠れた前提をすくい上げ、強力なコンセプトを固めた後は、それを最高のかたちで具現化します。
HETは、プロデューサーとデザイナーの内部コアメンバーを中心に据えつつ、
外部の専門的なクリエイターとの
「強力なバックアップ体制(ネットワーク型組織)」
によってプロジェクトを推進しています。
グラフィック、WEB、映像、プランニングなど、各領域のスペシャリストをアサイン。
東京の最前線で要求される「高い品質基準とトレンド理解」を満たしつつ、アジャイルで柔軟なクリエイティブ・プロダクション機能を提供しています。
「ウチの技術で、なにか世の中が面白がるようなことができないか?」
そんな漠然とした段階からでも構いません。
御社の中に眠る「隠れた魅力」を世に出し、採用力やブランド価値を劇的に高める作戦会議をしませんか。
ぜひお気軽にご相談ください。

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社長なりすましとLINE誘導の詐欺が急増中。
先日、地元の銀行から「社長や上司を装ったメールで、従業員をLINEのグループに誘導し、振込を指示する」タイプの詐欺が増えているという案内が届きました。
こういう話は、聞いた瞬間に自分には関係ないと思いたくなります。
でも実際は、誰でも引っかかり得る設計になっています。
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メールの文面は業務連絡っぽく、言葉も丁寧で、違和感が少ない。
そして決まって、次のような空気を作ってきます。
急ぎでやってほしい。
他の人は入れないで。
まずはあなた一人で進めて。
この“相談させない設計”が、いちばん厄介です。
判断を急がせ、孤立させ、確認を飛ばさせる。そこが狙いです。
地元銀行からも社長宛に注意喚起が
今回の手口は、いわゆるビジネスメール詐欺や、社長なりすましの系統です。
特徴はシンプルで、メールで入口を作り、LINEで指示を完結させる点にあります。
メールの段階で違和感が薄いので、LINEに移った瞬間に“仕事モード”のまま進めてしまう。
その結果、送金指示や口座情報の提出が“作業”として処理されてしまうことがあります。
怖いのは、技術的に突破されるというより、手順の穴を突かれるところです。
セキュリティが弱い会社だから狙われる、というより、止まる仕組みがない会社が狙われる。そんな種類のリスクです。

長野県内でも、現実に起きている
この手口は全国で増えていますが、地方だから安全ということはありません。
長野県内でも、社長名をかたる連絡を信じて送金してしまうような被害が報道されています。
つまりこれは、都市部だけの話でも、IT企業だけの話でもありません。
普通に働いている会社が、普通に狙われる状況になっています。
典型パターン。こういう文面が来たら一度止まってください
見分けるコツは、難しいテクニックではなく、パターンを知っておくことです。
次の要素が出た時点で、一回止まってください。
LINEグループ作成や招待を依頼される
至急、今日中、などと急かされる
他の人は入れないで、まずは一人で、など相談を封じる
振込先情報を送る、今日中に振り込んで、など送金を急がせる
口座情報、残高の画面、IDやパスワード類など、普段聞かれない情報を求められる
この中で一つでも当てはまったら、相手の正しさを証明する前に、こちらが止まる。
それが最優先です。
防ぐコツは技術より運用。二重確認をルール化する
詐欺は、完璧なセキュリティよりも、人の判断の隙を突いてきます。
だから強いのは、運用で潰すことです。
送金や口座変更は、メールだけで完結させない
緊急送金や送金先変更は、二重承認を必須にする
メールに書かれた連絡先を使わず、既に登録してある連絡先で確認する
不審な連絡は個人で抱えず、社内共有する
ポイントは、疑う力ではなく、確認できる仕組みです。
仕事が忙しいほど、急いでいるほど、人は確認を省きます。
だからこそ、確認を“性格”ではなく“ルール”にしておく必要があります。

弊社からの連絡を装った不審メールについて。ここだけは具体的にお伝えします
今回の詐欺は、特定の会社だけの問題ではありません。
ただ念のため、弊社になりすました連絡への備えも、分かりやすく整理しておきます。
次のようなメールは、弊社になりすました可能性があるため、返信や対応をせず、必ず確認してください。
表示名が株式会社HETや長谷川 嵩でも、送信元のメールアドレスが違う
返信先が別アドレスになっている
LINEグループ作成、QRコード送付、口座情報送付、送金を促す内容が含まれる
至急、本日中、他の人には言わないで、など相談を止める文言がある
添付ファイルやリンクのクリックを強く促してくる。内容が不自然、目的が曖昧
少しでも違和感があれば、そのメールには返信せず、いつもやり取りしている連絡経路からご連絡ください。
過去のメールのスレッド、名刺にある連絡先、公式サイトに記載の窓口など、既に確かだと分かっている経路で確認する。ここが重要です。

止まる仕組みがある会社が強い
詐欺は、防げる人が賢いという話ではありません。
止まる仕組みがある会社が強いという世界になっています。
止まる。
確認する。
共有する。
この三つを社内の当たり前にするだけで、被害確率は大きく下げられます。
忙しい時期ほど、確認が抜けやすいからこそ、年に一度でも社内でルールを見直しておくことをおすすめします。

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広告の内製化が進むいま、広告会社は何を提供すべきか
最近、広告の世界で静かに、でも確実に大きな潮目が来ています。
インターネット広告の制作や運用を、企業が自分たちの手元に戻し始めている。いわゆる内製化の流れです。背景には、AIの進化と広告運用の自動化が、現実的になったことがあります。
内製化は、広告会社が不要になるという話ではありません。
ただ、広告会社が提供すべき価値の重心が、確実に変わってきたのは間違いありません。
今日は、その変化を、私たちの現場で実際に起きた出来事も交えながら整理します。
実際にあった話。SNS運用を外注から内製へ
弊社のクライアントでも、SNS運用を何から何まで弊社に任せてくださっていた企業がありました。
ところがある時期から、「これからは内製化していきたい」という相談を受けました。
理由は一つではないと思います。
会社として内製化を推進する方針が出たのかもしれない。
担当者の方の興味や知識が増えて、自分たちでやれる感覚が育ってきたのかもしれない。
あるいは、外部に任せることへの違和感が生まれたのかもしれません。
ただ、結論として、私はこの判断を前向きに捉えています。
SNSは、スピードと温度感がものを言う領域です。社内のスタッフが自分たちの言葉で、タイミング良く出せるのが一番強い。
そこは無理に、外注のほうがいいですと引き止めてまで仕事にしたいとは思いません。
ただし、ここからが本題です。
内製化は素晴らしい。ただ、リスクとコストもセットで付いてくる
内製化には、よく語られるメリットがあります。
速い。社内判断で即日出せる。
社内にノウハウとデータが溜まる。
これは本当です。
ただ、現場でよく起きるのは、見えにくいコストと品質のブレです。
よくある落とし穴は、だいたいこのあたりです。
- 投稿の品質が落ちる
- デザインや文章の統一感がなくなる
- 伝え方がズレて、意図しない伝わり方をする
- 担当者の通常業務が圧迫される
- 炎上やクレーム対応の責任が社内にのしかかる
- 続かない
そして、ここは特に強調しておきたいのですが、社内の人間は無料ではありません。
むしろ、人件費はかなり高い。
外注の見積もりを見ると、高いと感じることがあります。
でもそれは、外注費が高いのではなく、社内コストが見えなくなっているだけ、というケースも多いです。
例えば、SNS担当を専任で置く。
その人を育てる。
撮影、文章、デザイン、投稿、分析、改善を回す。
しかも通常業務と並行することが多い。
これを回す人件費と機会損失は、きちんと計算すると外注より高くつくことも珍しくありません。
さらに言えば、育った頃に異動や退職でいなくなる。これは本当に多い話です。
内製化は、人に依存する構造を強める側面がある。ここを軽く見ないほうがいいと思っています。
内製化は目的ではなく手段。使い分けが一番現実的
私は内製化そのものを否定したいわけではありません。
むしろ、経営者や担当者が、自分たちでやると腹を決めるのは、とても良いことだと思っています。
ただ、内製化が向く領域と、外部を使ったほうがいい領域は分けたほうがいい。
そして多くの場合、答えは全部内製でも全部外注でもなく、ハイブリッドになります。
内製が向くのは、こういう領域です。
- 現場の温度感が重要な発信
- 採用や文化、日常の動き
- 即時性が必要な投稿
外部が向くのは、こういう領域です。
- ブランドの根幹設計
- トーンやルールの統一
- 撮影やデザインの品質担保
- 広告配信や計測、改善の設計
- 炎上やリスクを踏まえたチェック
広告会社が提供すべき価値は、代行ではなく内製化の土台
内製化が進むほど、広告会社側の価値は変わっていきます。
これから増えるのは、運用代行してください、ではなく、
- 内製化できるように整えてほしい
- 広報部門を立ち上げたい
- 業務を明文化して属人化を減らしたい
- マニュアルとルールを作りたい
- 担当が変わっても品質が落ちない仕組みが欲しい
こういう相談です。実際、弊社にもこの手の相談は増えています。
だから私たちとしては、内製化の流れを脅威と捉えるより、企業側がマーケティングや広報を自分ごと化し始めたサインとして捉えています。
そして、その流れに対して私たちができるのは、回る仕組みを作ることです。
- 業務設計
- 体制づくり
- ルール化、マニュアル化
- 制作物の型化
- ブランド表現の統一
- 必要な外部パートナーの整理と連携
こうした土台があると、内製は急に強くなります。
逆に土台がないと、内製は急に苦しくなる。ここが分岐点だと思います。

HETとしてのスタンス
内製化したいと言われたら、止めません。
むしろ、どうすれば内製化がうまくいくかを一緒に考えたい。
ただ、内製化は、やる前よりも設計が必要になります。
- 誰が何をやるか
- どこまでを社内で持つか
- 品質をどう担保するか
- どの頻度で改善するか
- 担当が変わった時にどう引き継ぐか
この設計がないまま、とりあえず社内でやろうは、だいたい失敗します。
頑張りで回してしまって、気づけば疲弊して、止まる。これは本当によく見ます。

内製化を勢いではなく、仕組みで成功させる
内製化は、企業にとって前向きな動きです。
一方で、見えないコストとリスクもセットで付いてくる。
だからこそ、内製化を成功させるには、制作や運用の前に仕組みを作る必要があります。
もし今、
- 内製化に踏み切りたいが、どこから整えればいいか分からない
- 担当者が回らなくなりそうで不安
- 品質がブレるのが怖い
- 外注と内製の境界を決められない
こういう状態なら、まずは業務の棚卸しと体制設計からご一緒できます。
内製化を、勢いではなく仕組みで成功させる。その支援は、私たちが得意としているところです。

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海外に売りたいのに動けない会社が、最初に整えるべきこと
日本向けのビジネスを行う経営者と会話をしていると、ときどき耳にする言葉があります。
「結局、うちは日本の会社に安く買い叩かれている気がする」
この感覚は、単なる愚痴ではありません。
価格交渉の構造、系列や慣習、比較のされ方、コスト転嫁の難しさ。製造業の現場では、そうした要素が積み重なって、じわじわ不信感になっていくのだと思います。
では、海外ならいくらで売れるのか。
正直、それは挑戦してみなければ分かりません。
ただし、挑戦には勢いだけでは足りない。
仕組みづくりと予算の組み立て、そして結果の回収。ここまでをセットで設計しないと、海外展開は永遠に机上の空論で終わります。
今日は、海外に売りたいのに動けない会社が、最初に整えるべきことを整理します。
ここからは少しだけ厳しめに書きますが、現場で何度も見てきた詰まりどころなので、あえて言語化します。
最初に潰すべきは、点の施策で満足する空気
海外展開の相談で、よく出てくる発想があります。
英語字幕付きの会社紹介動画を作れば、海外に届くのでは。
英語対応のWebサイトを作れば、海外から問い合わせが来るのでは。
結論から言うと、どちらもそれだけでは何も起きません。
動画は、入口にならない限り再生されない。
Webサイトは、入口にならない限り見られない。
入口がないのに受け皿だけ作っても、何も始まりません。
これが、海外に売りたいのに動けない会社の、典型的な詰まりどころです。
そしてここで起きやすいのが、点の発注を繰り返して満足してしまう状態です。
動画を作った。サイトを作った。パンフレットを作った。
でも、一本の流れになっていない。だから結果が残らない。
海外展開は、制作ではなく商流で考える
海外に売るとは、要は商流を作ることです。
いきなりデザインや動画の話から入るのではなく、まずは流れを一本につなげます。
どう見つけられるか
何が強みとして伝わるか
何で判断材料を出すか
どう問い合わせさせるか
誰がどう商談するか
契約と条件をどう固めるか
支払いをどう処理するか
取引をどう育てるか
この一本が見えて初めて、動画もWebもSNSも、意味を持つ道具になります。
逆に言えば、一本がない状態で制作だけ進めると、見た目は整うのに売れないが起きます。
受け皿を作る前に、入口を決める
ここが肝です。
英語サイトを作る前に、まず決めるべきは入口です。
海外の顧客に見つけてもらう入口は、大きく分けると次の選択肢になります。
業界媒体や専門誌への露出
海外展示会への出展
LinkedInなどビジネスSNSの運用
既存の商社や代理店経由
越境ECやマーケットプレイス
入口が決まると、必要な受け皿が決まります。
展示会に出るなら、名刺交換後に見せる英語資料、実績、加工領域の説明、商談導線が必要です。
SNSで集めるなら、投稿の設計、導線、反応が来たときの一次返信体制が必要です。
つまり、Webを作るかどうかではなく、Webをどの入口のために使うかが先。
この順番が逆になると、予算だけ消えて、結果が残りにくい。
バラバラ発注が、停滞を生んでいる
海外展開が止まっている会社ほど、過去の施策が点で散っていることが多いです。
今までのWeb会社がいる。
今までの映像会社がいる。
今までの印刷会社がいる。
もちろん、個々の会社が悪いわけではありません。
ただ、バラバラに発注してきた結果として、一本の商流になっていないから今がある。
海外のために何かを作るのではなく、海外のための流れを作り、その流れに必要なものを作る。
この順番に戻すだけで、停滞の原因がかなり解けるケースがあります。
私たちがやるのは、つなぐ設計と回る仕組み
私たちは海外の広告枠を直接持っているわけではありません。
海外営業代行でもありません。
ただ、海外展開の入口から出口までがつながるように、必要な打ち手を整理し、順番を決め、制作と運用の起点を作ることはできます。
そしてもう一つ大事なのは、設計して終わりではなく、回し切るところまで一緒に見るという姿勢です。
海外展開では、契約、決済、法務、輸出入の実務など、どうしても専門家領域が出てきます。
ここは私たちが代替するのではなく、適切な専門家を一緒に探し、つなぎ、連携しながら前に進めます。
つまり、専門家に引き継いだら終わりではありません。
“刈り取りまで含めて回る形”になるように、伴走を続ける。ここを大事にしています。
例えば、こういう領域です。
どの国、どの業界、どの顧客を狙うかの仮説整理
海外に伝わる強みの翻訳。直訳ではなく価値の置き換え
英語ページと資料の設計。デザインと実装
問い合わせ導線の整備。資料ダウンロード、フォーム、一次返信の型
展示会を起点にした設計。ブース、クリエイティブ、動線、運用
社内の対応体制づくり。誰がどう返信し、商談に繋ぐか
加えて、必要に応じて、次のような連携も行います。
海外の営業代行や現地パートナーと連携し、ツールの活用方法や運用フローを一緒に整える
商談の温度感に合わせて、資料や提案の表現をアップデートする
問い合わせが増えたときに、返信や管理が破綻しないように型を整える
専門家や外部業者との分担を決め、情報が行き来する導線を作る
重要なのは、専門家がいるかどうかよりも、出口までを見据えた導線が“回る形”になっているかです。
私たちはそのために、制作と運用だけでなく、外部パートナーとの連携も含めて、現実的に前へ進む形を一緒に作ります。
やるなら覚悟が要る。社内の温度感が低いままでは進まない
昔、海外案件で現地に行き、実際の現場施工まで含めて動いていた時期がありました。
海外で何かを仕掛ける現場には、驚くほど多くの関係者と専門家が集結します。
設計、施工、輸送、通関、現地手配、通訳、運営、撤収。
一つの現場を動かすために、想像以上のコストと手間がかかります。
ただ、それでも皆が動くのは、成功したときの利益やリターンが大きいからです。
そして、そのリターンを取りに行くには、全員で挑戦する空気と覚悟が必要になります。
ここはあえて強めに言います。
海外は、片手間では進みません。
社内の温度感が低いまま、誰かが空いた時間でやる状態だと、ほぼ確実に途中で止まります。
だから私は、海外展開を考えている会社には、最初に現実を突きつけてくれる役を置いたほうがいいと思っています。
怖がらせるためではなく、必要なパワー配分を理解し、社内の腹を決めるためです。
何がどれだけ大変か。
どこにお金がかかるか。
どこで失敗しやすいか。
何を先に整えないと詰まるか。
このあたりを現実的に言語化してくれる存在がいるだけで、計画の精度と実行力が変わります。
私たちは、その役回りも含めて、最初の設計段階から伴走できます。
脅すだけで終わらせず、現実的な順番に落として、動く形に変えるところまでが仕事です。
最初の一歩は、海外向けの一本道を作ること
海外展開は大きく見えますが、最初から全部を完成させる必要はありません。
まずは一本道を作ります。
海外向けに伝わる会社紹介の核を作る
英語で最低限成立するページと資料を用意する
問い合わせが来たときの対応フローを決める
入口を一つに絞って露出する。展示会でも業界媒体でもSNSでも良い
この一本道ができると、挑戦が現実になります。
そして初めて、海外でいくらで売れるのか、という検証が可能になります。
海外でいくらで買ってもらえるかは、挑戦してみなければ分からない
海外でいくらで買ってもらえるか。
それは、挑戦してみなければ分かりません。
ただし、挑戦を結果につなげるには、仕組みが必要です。
点の施策を積み上げるのではなく、入口から出口までを一本につなげる。
私たちはその設計と制作で、海外展開の最初の一歩を作ります。
もし海外に向けて動きたいのに、何から始めればいいか分からないなら、まずは商流の地図を一緒に作るところから始めましょう。

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久しぶりの会食で思い出したことと、今の飲み会がしれっと変わっている話
先日、既存のクライアント企業の経営者の方からお声がけいただき、会食をご一緒しました。
やったことは本当に食事をしただけです。でも、私にとっては少し特別な夜でした。
東京で会社員をしていた頃は、上司や先輩と一緒に、クライアントの皆さまと食事をご一緒する機会がそれなりにありました。
当時の私は、むしろ進んで参加していたタイプです。
けれど、リモートが当たり前になり、私自身も会社を経営するようになってからは、「事務所は長野、クライアントは東京」という形が増えました。
結果として、夕食を挟んだコミュニケーションは、以前よりずっと少なくなりました。
だからこそ、今回のお誘いは新鮮で、素直にうれしかった。
そして会食の時間の中で、《こういう場でしか拾えない情報がある》と改めて感じました。
接待文化は薄くなった。でも、飲み会は消えていない
最近は、地方の中堅企業でも、取引先を招くような、いわゆる接待の文化は薄れてきている印象があります。
日中にきっちり仕事を進め、関係性も合理的で、これはこれで健全です。
一方で、飲み会そのものが完全に消えたかというと、そうでもない。
減っているのは回数というより、“強制感”や“同調圧力”のほうで、今は“選ぶコミュニケーション”に寄ってきた。そんな空気を感じます。
昔は“行くのが当たり前”が先に立っていました。
今は“行く理由があるなら行く”に近い。
この違いは、しれっと、でも確実に大きいと思います。
思い出した小話。真顔で返ってきた一言
そういえば、東京で広告会社に勤めていた頃、自分がチームを持ってマネジメントしていた際、部下であった新卒入社の女性社員に会社の飲み会のお誘いをしたことがあります。
そのとき、真顔でこう聞かれました。
「なんで行かなきゃいけないんですか? それって強制ですか?」
悪気ではなく、純粋な確認。
当時は驚きましたが、今思うと、すごく健全な問いだった気がします。
曖昧な同調圧力が通用しにくくなった。
その変化を、一言で突きつけられたような感覚でした。
会食で得られたのは、本音と価値観だった
今回の会食で一番ありがたかったのは、経営の悩みや意思決定の背景を、少しだけ本音で聞けたことです。
日中の打ち合わせは、どうしても議題が中心になります。
一方、食事の場だと、ふっと前提が出てくる瞬間があります。
“何を避けたいのか”
“社内でどこが摩擦になっているのか”
“なぜ今それを急いでいないのか”
こういう前提が分かると、提案の順番も、言い方も、作るべきものも変わります。
私にとっては、アイデアが湧き、モチベーションが上がる時間でした。
そして何より、日々の仕事について率直な評価もいただけた。
“ご納得いただけている”という言葉は、素直に励みになります。
同時に、そこに甘えず、伸ばすべき点を積み上げていこうと思えました。
地方の環境は、会うこと自体が体験になる
ここは誤解されがちなので、もう少し丁寧に書きます。
企業名や肩書きをここで明かすことは控えますが、実際に“誰もが名前を聞いたことのある企業”の意思決定層の方が、わざわざ地方まで来てくださることがあります。
事務所の空気や制作環境を見ていただき、そのまま会食をご一緒し、近くで過ごし、宿泊を伴うコミュニケーションになることもあります。
これが意味するのは、地方という環境は、“会うこと自体がイベントになりやすい”ということです。
仕事の話だけで終わらない時間が生まれやすく、その分、相手の価値観や判断の癖が見えやすい。
その理解が深まるほど、次の提案や制作の精度が体感として一段上がる。私はそう感じています。
忘年会を拒む社員がいる、という話から考えたこと
今回の会食では、企業側のコミュニケーション設計の話にもなりました。
ある経営者の方が、宿泊を伴う会社の忘年会に、参加を拒む従業員がいる、という話をされていました。
正直、私は少し不思議に感じました。
というのも、私自身はそういう場があるなら割と進んで参加していましたし、幹事も進んでやっていたタイプだからです。
ただ、ここで大事なのは、参加しない人を責めることではないという点だと思います。
参加しない理由には、価値観も性格もある。
出世や昇進そのものに価値を感じない人も増えている。
そうなると、ストレスを抱えてまで参加する価値がないと判断する人が出てくるのも自然です。
だから、経営側が考えるべきことは、結局のところ次の二つだと思います。
ひとつ目は、“その会を何のために開催するのか”という設計。
“社員に気を遣って開催する”だけだと、運営が苦しくなります。
会社としてどういう文化を育てたいのか。
何を共有したいのか。
そのために場所、時間、内容をどう設計するのか。
ここが明確であるほど、社員も納得しやすい。
ふたつ目は、“その文化に合う人をどう集めるか”という採用の視点。
全員に合わせることはできません。
ならば、会社が大切にしたい文化を言語化し、それに共感する人が集まる状態を作るほうが健全です。
忘年会に限らず、こういう場面には、会社の価値観がそのまま出ます。
こういう設計や言語化を考えるのが、私は結構好きです。
だから久しぶりに“大きい飲み会の空気”を聞いて、少しやりたくなりました。
企業文化としてのイベント設計、というテーマで。
会食や飲み会は、これから“設計の問題”になっていく
会食や飲み会は、昭和っぽい営業かどうか、というより、これからは“設計の問題”になっていく気がします。
強制ではなく、選択であり、配慮の上に成り立つもの。
そのうえで、価値観が共有できるなら、仕事は前に進みやすい。
逆に共有できないなら、無理に同じ場に集めても、摩擦が増えるだけかもしれません。
近年は、Webや印刷物、SNSなどの制作比率が増えていますが、私の根っこにあるのは、やはり“リアルな接点”です。
人と人が同じ場を共有し、その場の空気や言葉や体験が、そのまま企業の評価や意思決定に影響していく。
その接点を、目的に合わせて設計する。
販売促進のためなのか。
愛社精神を育てるためなのか。
従業員の定着や採用力を上げるためなのか。
あるいは、企業文化を言語化し、共有するためなのか。
イベントは、ただ集まって盛り上がるだけのものではなく、会社の課題解決のための強い装置になります。
だから私は、今回の会食をきっかけに、改めてこの領域の面白さを感じました。
もし、企業の忘年会、周年イベント、社内表彰会、研修やキックオフなどで、場の設計から進行、コンテンツ、クリエイティブまで一気通貫で組み立てたいタイミングがあれば、ぜひ声をかけてください。
従業員数が多いかどうかとは別に、“場を設計して前に進める”ことは、私たちの専門領域です。

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実績ページが静かでも、仕事は動いています
たまに初めてお会いする方や、新しくご相談をいただいた方から、こんなご質問をいただきます。
「HETさん、実績があまり更新されていないように見えるのですが、最近はどんなものを作っているのですか」
「制作事例が少ないのは、何か理由があるんですか」
不安になるお気持ちは、すごくよく分かります。
クリエイティブ会社を選ぶとき、実績は判断材料として大きいですし、見える形で確認できないと検討しづらいのは当然です。
今日はそのご質問に、きちんと答えるための記事です。
最近の仕事の一例
先日、とある業務支援系のプロダクトのランディングページを、デザイン段階から実装まで一貫して制作させていただきました。
勤怠管理やスケジュール共有など、企業の運用を支える領域のサービスで、意思決定に関わる人も多い。
だからこそ、単にページを作るだけではなく、ロゴやアイコン、UIの細かな設計まで含めて、かなり密度の高い制作になりました。
ここまで言うと、具体名を書きたくなります。
でも、それはできません。
この案件は、外部のプロジェクト体制の中で私たちが制作パートナーとして参画している立場であり、成果物の公開には明確なルールがあるからです。
そして、ここが今日の本題です。
制作実績が更新できないのは「作っていない」からではない
HETの制作実績が少なく見える、更新頻度が低く見える。
その理由の大半は、私たちが作っていないからではありません。
むしろ逆で、制作している案件の中に公開できないものが多い。
それが実情です。
広告や制作の業界では、次のような構造がよくあります。
元請けとなる会社がクライアント企業と契約を結ぶ
その中で専門性の高い制作領域を外部パートナーに委託する
パートナー側は表に出る名前ではなく制作チームとして貢献する
いわゆる“下請け”という言葉だと雑に聞こえるかもしれませんが、現実としては、役割分担で大きなプロジェクトが動くことが多いです。
この構造の中では、制作したからといって、勝手に「うちが作りました」と公表することはできません。
契約上の守秘義務がある。
クレジット表記のルールがある。
クライアント側のブランド管理として、外部への露出を厳密に制限しているケースもある。
だから、制作実績として世の中に見える場所に載せられない。
これは“しきたり”というより、ビジネスの構造として自然な制約です。
心苦しいのは、こちらも同じです
もちろん私たちとしても、実績をもっと分かりやすく公開したい気持ちはあります。
見える形で安心していただいた方が、相談もしやすいからです。
でも、信頼の上に成り立つ仕事である以上、守るべきルールは守らなければいけません。
制作物そのもの以上に、信用が仕事の土台になるからです。
だからこそ、公開できない案件が増えるほど、逆に実績ページは更新されにくくなる。
このジレンマは、ずっと抱えています。
それでも「見てもらう方法」はあります
ただし、誤解してほしくないのは、何もお見せできないわけではないということです。
個別にご相談をいただき、守秘義務や関係者の許可の範囲であれば、非公開前提で制作事例を共有できるケースはあります。
また、成果物そのものが出せない場合でも、公開できない案件で培った設計思想や制作プロセスは、別の形でお伝えできます。
どういう体制で進めるのか
どこまでデザインを詰めるのか
実装まで含めた品質管理をどうしているのか
提案の考え方や意思決定の支え方はどうか
つまり、成果物が出せない場合でも、仕事の中身は共有できるということです。
むしろ、私たちが大切にしているのは、そこにあります。
なぜ細部まで作り込むのか
最後に、先ほどのランディングページ制作の話に戻ります。
ロゴやアイコンまで含めて細かく作るのは、見た目を整えるためだけではありません。
業務支援系のサービスは、検討者が比較する際に、機能だけでなく**「信用できるかどうか」**が強く影響します。
導線が自然か
説明が分かりやすいか
UIが雑に見えないか
言葉遣いが誠実か
こういう“小さな要素”の積み重ねが、問い合わせや商談の質に直結します。
だからこそ私たちは、細部を詰めます。
派手さよりも、使われる場面を想定し、運用に耐える形に整える。
その積み上げが、結果として成果につながると信じています。
HETの実績が少なく見えるのは、仕事が少ないからではありません。
公開できない案件が多いからです。
もし実績が見えず不安に感じた場合は、遠慮なく聞いてください。
守秘義務の範囲内で、非公開前提の事例共有や、進め方の説明はできます。
私たちは、派手に見せるより、信頼を守りながら、淡々と作り続ける。
そういう仕事を、これからも積み上げていきます。
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人間ドックは「第三者の視点」を買う日だった
先日、人間ドックに行ってきました。
この話を書こうと思ったのは、最近あらためて自分が思っている以上に歩いていないと感じる場面が増えたからです。
会社員時代は、通勤と外回りだけで自然と歩く距離がありました。
でも今は、長野の山の暮らしで移動がほぼドアトゥードアの車です。
気づけば、歩かなくても生活できてしまう時間が増えていました。

もちろん、犬の散歩は習慣です。
基本的には毎日、しっかり歩く時間を作っています。
ただ、天候によって行けない日がある。
仕事が忙しいときは、家族に任せてしまう日もある。
そうなると、驚くほど動かない日が生まれます。
意識しなければ運動量がゼロに近づく環境にいるのだなと、少し怖くなる瞬間があります。
だからこそ私は、年に1回は必ず人間ドックに行くようにしています。
健康にはお金がかかりますが、お金には変えられないものがあると割り切って、ここは惜しまないと決めています。

人間ドックは「第三者の視点」を買う日
体調の管理には、どうしても主観が入ります。
疲れているけど、仕事は回っているから大丈夫。
体調が悪いわけじゃないから大丈夫。
運動は落ち着いたら。
こういう“大丈夫”は、便利な言い訳にもなりがちです。
そして厄介なのは、その言い訳が日常の中で自然に正当化されてしまうことです。
人間ドックの良さは、その主観をいったん横に置けるところにあります。
自分の感覚ではなく、検査というフラットな枠組みで現状を点検してもらう。
怖さがゼロではない一方で、曖昧だった不安が整理されて次の行動を決めやすくなる。
私は毎回、その感覚に助けられています。
体調が悪くなってから考えると、どうしても選択肢が減ります。
だからこそ、元気なうちに点検して、手を打てるうちに微調整する。
人間ドックは、そのための時間だと思っています。
生活習慣は「ちゃんとしているつもり」ほどズレる
ちなみに私は、人生で今までタバコを吸ったことがありません。
家ではお酒もほとんど飲みません。お付き合いの場では飲むこともありますが、基本的には飲まないタイプです。
外食もそこまで多くないので、日々の食事も自分なりに気をつけているつもりです。
ただ、ここにも落とし穴があります。
自炊は良い反面、作りすぎてしまうことがある。
そして作った分、食べてしまう。
つまり、管理しているつもりでもズレは起きるということです。
人は都合よく自分を解釈してしまう。
だからこそ、第三者に見てもらう価値がある。
人間ドックは、そのズレを見える形にしてくれる時間だと思っています。
自分が倒れないことは、仕事の品質にも直結する
私が人間ドックを欠かさない理由は、個人的な安心のためだけではありません。
もし自分が倒れてしまえば、当然まわりに迷惑がかかります。
仕事も同じで、属人化しないことを意識しています。
情報共有の設計をし、チームで状況を把握できる状態を作る。
気合で乗り切るより、崩れない前提で仕組みに落とすほうが強い。
体調管理も、それに近い感覚があります。
頑張れるから大丈夫ではなく、崩れないように点検しておく。
仕事も健康も、結局は継続できる形になっているかが大事だと思っています。
今年も、整えながら進む
人間ドックは、何かを脅かすイベントではなく、現状を整理して次の一年を整えるための時間。
私はそう捉えています。
自分の感覚だけで判断しない。
第三者の視点を借りて、現状を点検する。
必要なら、やり方を微調整する。
今年も犬の散歩を基本の習慣として大事にしつつ、
山の暮らしの歩かなくても済んでしまう環境に流されないように、意識して整えていこうと思います。
仕事も健康も、いきなり大きく変える必要はありません。
小さく点検して、小さく直して、長く続ける。
その積み重ねが、結果的にいちばん強いと感じています。

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2026年も、どうぞよろしくお願いいたします
あけましておめでとうございます。
旧年中は、株式会社HETに多くのご縁とご相談をいただき、誠にありがとうございました。
昨年は、会社案内や各種ツール制作、SNSやWebを絡めた情報発信の整理、撮影・編集を含むコンテンツ制作など、さまざまな案件をクライアント様とご一緒させていただきました。
広告や広報の手段が増え、AIやテンプレートも普及し、誰でも“それっぽいもの”を作れる時代になりました。
だからこそ今年は、見た目の良し悪しだけではなく、成果につながる設計や、現場で回る仕組みづくりの価値がより問われていくと感じています。
HETとしては今年も、媒体や手段に偏らず、何を目的に、誰に、どう届けるか。
その前提を一緒に整理しながら、必要なクリエイティブと運用の形を組み立てていきます。
小さく始めて、確実に回し、改善して伸ばす。
そんな“堅実に強い”進め方を、今年も大切にしていきたいと思っています。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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