思い出の場所、グランドプリンスホテル新高輪を訪れて

2024年3月20日

先日、東京で打ち合わせがあり、久しぶりに出張に出かけてきました。
普段、長野県から東京への移動は電車を利用することが多く、日帰りか新宿周辺のホテルに宿泊するケースがほとんどです。

しかし今回は少し趣向を変え、品川にあるホテルに宿泊しました。そのホテルは、私にとって非常に思い出深い「グランドプリンスホテル新高輪」でした。

グランドプリンスホテル新高輪は、私が東京で広告代理店に勤めていた頃、数多くの現場を務めた場所でもあります。
その中でも特に印象的なのが、「飛天の間」という国内屈指の大型宴会場で開催されたイベントの数々です。

このブログでは、飛天の間についての情報と、私自身の思い出を交えながらご紹介したいと思います。

飛天の間とは

飛天の間は、グランドプリンスホテル新高輪の地下1階に位置する広大な宴会場です。
その豪華さと規模感は圧倒的で、多くの著名なイベントがここで開催されてきました。
最大2,400名を収容可能なこの会場は、日本を代表する宴会場として多くの人に親しまれています。

飛天の間で開催されたイベントの数々

飛天の間では、過去に数多くの大型イベントが開催されており、その一部をご紹介します。
なお、ここで挙げる一部のイベントは私自身が直接担当したものです。

【大手通販会社R社の大型イベント】
社員総会や製品発表会が行われ、企業の未来を語る重要な場として活用されました。
これは私が直接担当させていただいたイベントの一つで、広大な空間を活かしたダイナミックな演出が印象的でした。

【eスポーツ全日本大会】
日本最大級のeスポーツ大会の全日本大会が開催されました。
この大会も私が担当したもので、広大なスペースを活用したステージ設営と圧巻の映像演出で、多くのファンを魅了しました。

 

その他、飛天の間で行われた著名なイベント

飛天の間は、私が直接担当したイベント以外にも、以下のような数々の著名なイベントが行われてきました。

【FNS歌謡祭】
長年にわたりテレビ放送されている大型音楽番組。華やかな演出と豪華な出演者陣が、この会場を舞台に繰り広げられます。

【著名人の結婚式】
DAIGOさんと北川景子さんの披露宴をはじめ、多くの著名人がこの会場で華やかなセレモニーを行っています。

このように、飛天の間は音楽、スポーツ、企業イベント、セレモニーといった幅広いジャンルのイベントに対応しており、その豪華さと汎用性は唯一無二です。

 

飛天の間の魅力とトリビア

飛天の間はその豪華さだけでなく、建築家・村野藤吾の傑作としても知られています。
彼が91歳の時に設計したこの会場は、1982年に完成しました。村野氏の代表作には世界平和記念聖堂や日生劇場などがありますが、
飛天の間もその一つとして、日本を代表する宴会場としての地位を保ち続けています。

また、天井に施された30万枚のあこや貝や、24基の巨大なシャンデリアは、建設当時から現在に至るまで輝きを放っています。
壁面にはガラスモザイクのブルーグラデーションが施され、空間全体が美術館のような雰囲気を醸し出しています。

さらに、会場のエントランス「うずしお」や、和風建築を思わせるスロープ状のデザインなど、細部に至るまでこだわり抜かれた設計が随所に見られます。

 

広告業界で培った経験を活かして

こうした大型会場でのイベント運営を経験したことは、現在の私の広告業務にも大いに役立っています。
飛天の間のような広大な会場では、単なる空間提供ではなく、参加者に特別な体験を提供するためのクリエイティブなアイデアや細やかな運営計画が求められます。

今回、久しぶりに飛天の間を訪れたことで、当時の経験を思い出すと同時に、
改めてこの会場が持つ可能性を感じました。

今後も、こうした経験を活かして、クライアントにとって最適な提案を行い、広告業界に貢献していきたいと思います。

株式会社HET
長谷川嵩