たまに初めてお会いする方や、新しくご相談をいただいた方から、こんなご質問をいただきます。

「HETさん、実績があまり更新されていないように見えるのですが、最近はどんなものを作っているのですか」
「制作事例が少ないのは、何か理由があるんですか」

不安になるお気持ちは、すごくよく分かります。
クリエイティブ会社を選ぶとき、実績は判断材料として大きいですし、見える形で確認できないと検討しづらいのは当然です。

今日はそのご質問に、きちんと答えるための記事です。

最近の仕事の一例

先日、とある業務支援系のプロダクトのランディングページを、デザイン段階から実装まで一貫して制作させていただきました。

勤怠管理やスケジュール共有など、企業の運用を支える領域のサービスで、意思決定に関わる人も多い。
だからこそ、単にページを作るだけではなく、ロゴやアイコン、UIの細かな設計まで含めて、かなり密度の高い制作になりました。

ここまで言うと、具体名を書きたくなります。
でも、それはできません。

この案件は、外部のプロジェクト体制の中で私たちが制作パートナーとして参画している立場であり、成果物の公開には明確なルールがあるからです。

そして、ここが今日の本題です。

制作実績が更新できないのは「作っていない」からではない

HETの制作実績が少なく見える、更新頻度が低く見える。
その理由の大半は、私たちが作っていないからではありません

むしろ逆で、制作している案件の中に公開できないものが多い
それが実情です。

広告や制作の業界では、次のような構造がよくあります。

元請けとなる会社がクライアント企業と契約を結ぶ
その中で専門性の高い制作領域を外部パートナーに委託する
パートナー側は表に出る名前ではなく制作チームとして貢献する

いわゆる“下請け”という言葉だと雑に聞こえるかもしれませんが、現実としては、役割分担で大きなプロジェクトが動くことが多いです。

この構造の中では、制作したからといって、勝手に「うちが作りました」と公表することはできません。
契約上の守秘義務がある。
クレジット表記のルールがある。
クライアント側のブランド管理として、外部への露出を厳密に制限しているケースもある。

だから、制作実績として世の中に見える場所に載せられない。
これは“しきたり”というより、ビジネスの構造として自然な制約です。

心苦しいのは、こちらも同じです

もちろん私たちとしても、実績をもっと分かりやすく公開したい気持ちはあります。
見える形で安心していただいた方が、相談もしやすいからです。

でも、信頼の上に成り立つ仕事である以上、守るべきルールは守らなければいけません。
制作物そのもの以上に、信用が仕事の土台になるからです。

だからこそ、公開できない案件が増えるほど、逆に実績ページは更新されにくくなる。
このジレンマは、ずっと抱えています。

それでも「見てもらう方法」はあります

ただし、誤解してほしくないのは、何もお見せできないわけではないということです。

個別にご相談をいただき、守秘義務や関係者の許可の範囲であれば、非公開前提で制作事例を共有できるケースはあります。
また、成果物そのものが出せない場合でも、公開できない案件で培った設計思想や制作プロセスは、別の形でお伝えできます。

どういう体制で進めるのか
どこまでデザインを詰めるのか
実装まで含めた品質管理をどうしているのか
提案の考え方や意思決定の支え方はどうか

つまり、成果物が出せない場合でも、仕事の中身は共有できるということです。
むしろ、私たちが大切にしているのは、そこにあります。

なぜ細部まで作り込むのか

最後に、先ほどのランディングページ制作の話に戻ります。

ロゴやアイコンまで含めて細かく作るのは、見た目を整えるためだけではありません。
業務支援系のサービスは、検討者が比較する際に、機能だけでなく**「信用できるかどうか」**が強く影響します。

導線が自然か
説明が分かりやすいか
UIが雑に見えないか
言葉遣いが誠実か

こういう“小さな要素”の積み重ねが、問い合わせや商談の質に直結します。
だからこそ私たちは、細部を詰めます

派手さよりも、使われる場面を想定し、運用に耐える形に整える。
その積み上げが、結果として成果につながると信じています。

HETの実績が少なく見えるのは、仕事が少ないからではありません。
公開できない案件が多いからです。

もし実績が見えず不安に感じた場合は、遠慮なく聞いてください。
守秘義務の範囲内で、非公開前提の事例共有や、進め方の説明はできます。

私たちは、派手に見せるより、信頼を守りながら、淡々と作り続ける。
そういう仕事を、これからも積み上げていきます

 

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長谷川 嵩

 

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