先日、取引先の信用金庫が主催する年末の講演会と、その後に続く忘年会に参加してきました。
毎年おなじ流れで、まず講演会があり、そのあとに取引先の経営者の皆さんが集まって懇親の場が設けられます。

私は青年会議所などの団体には入っていません。
だからこそ、こういった場に行くと“顔見知り同士の輪”の中へ、はじめましての自分が入っていく形になることが多いです。正直、最初は少しアウェーに感じる空気もあります。

それでも私は、この会を毎回楽しみにしています。
理由はシンプルで、地域で事業を続ける経営者の皆さんが、《いま何を悩み、何を決め、何を我慢しているのか》を、生の言葉で聞けるからです。

会話の中で見えた、典型的な「止まり方」

忘年会の席では、いろいろな経営者の方と話す機会がありました。
その中で印象に残ったのは、《販売促進や情報発信に関する“不満”と“停滞感”》を抱えている方が、想像以上に多かったことです。

たとえば、こんな声です。
“制作は内製しているが、クオリティは正直いまいち。でも外注する予算がなく、自分たちで回している”
“現状の制作会社に不満はある。でも長年の付き合いがあり、切り替えるのが面倒。Webは一度作ると、乗り換えにも費用がかかりそうで動けない”
“海外向けの発信を考えたいが、どこから手をつけるべきか分からない”

業種を問わず、よく出てくる話です。
そして共通しているのは、誰かが悪いというより、《止まりやすい構造がある》ということでした。

一度作ったWebサイトは、次の判断が億劫になる。
日々の運用に追われて、改善まで手が回らない。
何が問題か言葉にできないから、相談先も選べない。

この“止まり方”は、地域の中小企業ほど起きやすいと感じます。
忙しさが前提の現場では、《問題があるのに、問題として扱う時間が取れない》。これが一番厄介です。

既存の取引先と「違う場所」で話す価値

この会には、既存の取引先の方も複数いらっしゃいました。
普段は仕事のやり取りをしていても、こういう場で会話すると距離感が変わります。

仕事の場では出てこない話が出る。
次の企画のタネが拾える。
コミュニケーションが少し柔らかくなる。

これは営業というより、《関係づくりとしての価値》が大きいと感じました。
“仕事の連絡”だけでは拾えない情報が、こういう場にはあります。

売り込みではなく、整理が求められている

今回の場でも、数社の方から「具体的に提案を見てみたい」という話が出て、打ち合わせにつながりそうな動きがいくつか生まれています。

ここで見えたのは、地域の経営者が本当に求めているのは、派手なアイデアや流行の手法よりも、《自社の状況を言語化し、順番をつけ、前に進める整理》なのだということです。

提案が欲しいのに、提案されていない

会話の中で、個人的に強く感じたことがあります。
それは、《新しい提案が欲しいのに、いまの制作会社やパートナーから提案が出てこない》という不満が、想像以上に多いことです。

既存の会社を変えるのは労力がかかる。
だからこそ、できれば今の関係の中で前に進みたい。
でも提案がない。相談しても、言われたことしか返ってこない。

このフラストレーションは、複数の方が口にしていました。
私からすると、正直もったいないなと思います。

提案できないのか。
課題を汲み取れていないのか。
提案する余力がないのか。

外からは分かりません。
ただ、困っている人が確実にいるのは事実でした。

自分が好きな仕事の形が、改めて見えた夜

今回の忘年会で再確認したのは、私自身がやはり《俯瞰した提案》が好きだということです。

チラシを作るなら、誰に、どの場面で、どう届けるのか。
Webを直すなら、その後の運用は誰が担い、何を指標に改善するのか。
SNSをやるなら、短期の反応だけでなく、指名検索や信頼の積み上げにつながる設計になっているか。

単体の制作物を納品して終わるよりも、
その制作物が使われ、成果につながり、次の投資に回るところまでを一緒に設計する。
私はそのほうが圧倒的に燃えます。

だからこそ、ときには“めんどくさい会社”に見えるかもしれません。
でもその分、採用いただいたときは《長く深いお付き合い》になることが多い。これはこれまでの経験上、何度も感じてきたことです。

毎年同じ流れでも、毎年ちがう学びがある

信用金庫の忘年会は、毎年同じ流れなのに、毎年ちがう学びがあります。
地域の経営者のリアルな悩みが、時代の変化と一緒に少しずつ変わっていくからです。

今回の場で強く感じたのは、《提案を求めている人が想像以上に多い》こと。
そして、《提案が出てこないことで止まっている会社も多い》ことでした。

私たちは、言われたことだけを作るよりも、
次に何をやるべきか、どう進めるべきかを一緒に考えることを得意にしています。

もし社内で、
“何が課題か言葉にできない”
“動きたいのに止まっている”
“制作物が活きていない”
そんな状態があるなら、まずは整理するところからでもお手伝いできます。

遠慮なく声をかけてください。

 

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