会社案内は“会社の鏡”──製造業が今、見直すべき理由
2025年5月22日
日々の現場業務に追われて見落としがちな「広報活動」
製造業においては、日々の現場対応や納期管理、品質維持に注力するあまり、会社案内や広報資料の整備が後回しになっているケースが少なくありません。
ただ、私たちが実際にお付き合いしている製造業のクライアント様を見ていて強く思うのは、「会社案内は単なるパンフレットではない」ということです。
それは、その会社の思想、文化、働く人の姿勢、未来へのビジョンを映し出す“企業の鏡”のような存在であり、営業ツールとしてだけでなく、信頼を得る手段そのものなのです。
まず「誰に」「何を」伝えるのか──目的設計の重要性
会社案内を作る際、最初にすべきことは「誰に」「何を伝えたいか」の明確化です。
顧客向け資料なのか、採用向け資料なのか、それとも金融機関や株主など対外的な信頼を得るための資料なのか。
目的によって構成も文言もビジュアルも変わってくるため、ここを曖昧にしたまま制作に入ると「よくある資料」になってしまいがちです。
私たちHETでは、ヒアリングを通してその企業の歴史や業界でのポジション、経営者の想いなどを丁寧に引き出し、最適な構成をご提案しています。
また、文章やコピーライティングに関しても、御社のトーンやターゲット層に合わせてゼロから制作いたします。どんなメッセージを、どのような言葉で届けるべきか。ブランドとしての一貫性を重視しながら、最適なライティングを行います。
“見せ方”次第で伝わり方は大きく変わる
製造業の会社案内において、写真やデザインのクオリティは非常に大きな意味を持ちます。
古い機械の写真や、過去に撮影された解像度の低い画像を使い続けていませんか?
それでは、どれだけ良い技術があっても「古い会社」「なんとなく頼りない会社」という印象を与えてしまう可能性があります。
弊社では、工場の稼働風景、働く社員の真剣な表情、製品の細部までしっかりと伝わる写真撮影と、それを活かすデザイン設計をセットでご提供しています。
視覚的に“信頼される会社”であることをしっかりと印象付ける工夫は、資料の読み手にとって大きな安心感となります。
また、紙媒体の会社案内で使用した素材は、Webサイト、SNS、採用LPなど、デジタル媒体への二次活用も想定して設計します。媒体をまたいで一貫性をもったブランド発信ができるよう、導線設計や連携支援も承っています。
更新の手を止めない──「今」を反映させ続けること
一度作った会社案内を何年も使い続けている企業は少なくありません。
しかし、採用市場でも取引先との関係性でも、常に「今」の企業の姿を発信し続けることが重要です。
組織変更、設備投資、導入技術の進化、新しい社員や代表者の交代──企業は常に動いています。
だからこそ、資料も“動いて”いなければならないと考えています。
更新を怠ることで、古い情報が誤解や不信につながるリスクもあるのです。
「資料づくり」はコストではなく投資
経営者の皆さまとお話をしていると、「今はとにかく現場優先で」「まずは目の前の納品を」とおっしゃる方がとても多いです。
ですが、営業の場面で「会社案内がない」「古い」「分かりづらい」ことで、せっかくの出会いをチャンスにできなかったこと、ありませんか?
資料づくりは“経費”ではなく“投資”です。
HETでは、限られたご予算の中でも最大限に価値を届けられるよう、柔軟な構成提案や印刷なしのデジタル化支援なども行っています。
制作パートナーとして、企業に寄り添い、成長を後押しするご提案をしています。
会社案内から始まるブランド力強化
今、広報やブランディングにかける時間がなかなか取れない製造業の皆さまにこそ、見直していただきたいのが「会社案内」です。
御社の想い、技術力、魅力を、紙やデータに乗せて「伝わる形」にすることで、社員の意識も変わり、社外からの評価も変わる。
そしてなにより、未来の仲間や取引先との新しいご縁を生むかもしれません。
私たちは、そうした大切な“最初の印象づくり”を、一緒に考え、形にしていきます。
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株式会社HET
長谷川 嵩