リアルイベントに、やっぱり私は心を動かされる──インターペッツに行ってきました

2025年4月6日

展示会に行ってきました:インターペッツでの学びと感動

先日、東京ビッグサイトで開催された「インターペッツ」に足を運んできました。

弊社では、看板犬・看板猫として私のInstagramにたびたび登場するメンバーがいます。社内でも動物との暮らしを大切にしており、私自身もペット関連の市場には日頃から関心を持っています。

広告事業とは別軸で、いつかペット関連の事業にも関わっていきたいという思いがあり、今回は情報収集と学びを兼ねて来場しました。

展示会を“来場者目線”で見て、感じたこと

久しぶりに一来場者として展示会を巡りましたが、改めて「やっぱり展示会って面白い」と感じました。

特に印象的だったのは、偶然の出会いの多さです。事前情報だけでは知り得なかった商材、独自の視点で作られたサービス、そして空間そのものから伝わってくる熱意。

オンラインでは得られない“空気感”を吸い込める場所として、リアルイベントの価値を強く実感しました。

そして職業病なのか、会場設計やブース導線、スタッフの配置や搬入経路などもつい目が行ってしまいます。来場者でありながら、運営目線で頭の中はフル回転でした。

原点は展示会プロモーションにあった

私が広告業界に入ったばかりの頃、最初に手がけていたのが展示会や企業イベントのプロデュースでした。

幕張メッセ、東京ビッグサイト、パシフィコ横浜…。いわば「庭」と言ってもいいほど、現場で汗をかいてきました。

想定外のトラブルにも何度も遭遇しましたが、あの時期に“現場力”という武器を身につけられたことは、今でも自分の強みだと思っています。

当時の経験が、現在の私の思考や動き方、そして経営にも直結しています。

デジタルとリアル、そのはざまで

コロナ禍以降、展示会もオンライン化が進みました。コストパフォーマンスや効率、移動コストなどを考えれば合理的な選択だと思います。

しかし、リアルイベントにはリアルにしかない魅力があります。偶然の発見、人の熱量、空気の重み。

私自身、日頃はデジタルコンテンツやオンライン広告の世界にどっぷり浸かっていますが、それでもリアルイベントに触れるたびに心が動くのを感じます。

この自己矛盾とも言える感覚こそが、今の時代を象徴しているようにも思えます。

クライアントへ還元するために

展示会で感じたこと、得た知識や感覚は、これからの企画や提案の中に落とし込んでいきたいと考えています。

広告やクリエイティブに携わる以上、どれだけアンテナを高く張り、現場で感じた“気づき”を形にできるかが問われると思っています。

私を育ててくれた展示会の現場と、今も信頼してお仕事を任せてくださるクライアントの皆さまに、しっかり恩返しができるように。

これからもリアルとデジタルのはざまを歩きながら、学び続け、提案し続けていきたいと思います。

株式会社HET
長谷川 嵩