「クライアントの未来を決める気づき」〜福澤朝治氏講演会参加記〜
2024年3月27日
先日、ユースクラブ・ビジネスクラブ共催の講演会「NO チャレンジ NO LIFE!」に参加してまいりました。
この講演会は、フリーアナウンサーであり「ジャストミート」でおなじみの福澤朝治氏を講師に迎え、地方の経営者を主な参加者として開催されました。
講演会参加の意義を考える
私は毎回、講演会やセミナーに参加する理由を大きく二つ考えています。
一つは「新しい情報のインプット」です。AudibleやYouTube、noteなどを活用していることからもわかる通り、
私は情報の収集に学ぶことの大切さを知り、日々の事業に取り入れています。
そして、もう一つは「地域の経営者との情報交換」です。
同じ経営者として、講演会を聞いた後、懇親会などで共通の話題をもとに
「他の経営者が何を感じたか」「どのような視点を持ってこの場に参加しているのか」を交換することで、
地域のコミュニティを深める大切な機会となっています。
こうしたコミュニケーションを通じて、共通の知識を得た上での議論が、
新たな視点や協力関係を築くきっかけとなるのです。
キャスティングや運営から見た講演会
私は、これまで上映会や企業向けプライベートショー、株主総会、コンベンションなどの運営やキャスティングを数多く担当してきました。
その経験から、イベントや講演会では、参加者としてだけでなく、運営や企画の視点でも自然と観察してしまうことがあります。
例えば、「この講師を招いた主催者はどのような目的を持っているのか」「参加者がどのような価値を得ることを期待しているのか」など、
イベントの裏側にある意図や狙いを考えるのは職業柄とも言えるでしょう。
また、講演会のテーマや内容が参加者にどのような影響を与えるかを想像することで、
企画段階からどのような設計が必要かを学ぶ場にもなります。
福澤氏の講演から考えたこと
福澤氏の講演は、実績に基づくエピソードと具体的なアドバイスが盛り込まれておりました。
ただ、私自身は地域の経営者たちがこの内容をどのように受け止め、実際の経営にどのように活かそうとしているのかに興味を持ちました。
こうした反応を知ることは、イベントの評価をより具体化し、次回以降の改善につなげる重要なステップだと考えています。
仕事としてのイベント効果見える化の重要性
イベントの効果を測定し、見える化することは、クライアントや参加者にとって非常に重要なプロセスです。
これまで私たちも、キャスティングやイベント運営を行う際には、事前の目標設定や事後のフィードバック収集を徹底し、成果を共有してきました。
特に広告業界では、単発のイベントがその後どのような影響を与えたのかを明確にしないまま終わるケースも少なくありません。
しかし、私はそのようなやり方を極力避け、成果を数値化したり、アンケートやSNSでの反応を収集するなどして、
クライアントに価値を届けることを大切にしています。
三方よしのビジネスを目指して
私たちが目指すのは、主催者、参加者、そしてエンドユーザーのすべてにとって価値のあるイベントを実現することです。
これを達成するためには、企画段階から効果測定の仕組みを組み込み、結果をもとに次につながる提案を行うことが不可欠です。
今回の講演会でも、主催者の意図や講師の選定理由を考える中で、
私自身のこれまでの経験が活かされる場面が多々ありました。
こうした視点を持ちながら、今後もクライアントに寄り添い、
確かな価値を提供できる広告会社として成長していきたいと考えています。
株式会社HET
長谷川嵩