“またお願いしたい”と言ってもらえること──信頼でつながるロゴ制作の現場から

2025年4月25日

ある方の新たな挑戦に伴走しています

現在、ある企業様のロゴ制作を担当させていただいています。

このご依頼主は、かつて別の企業で弊社とお取引のあったご担当者で、今回は新たに起業されるとのこと。その立ち上げに伴うロゴ制作を、再び弊社にお任せいただくこととなりました。

こうしてご縁が続き、「またお願いしたい」と言っていただけることほど、クリエイターとして嬉しいことはありません。

 

起業の瞬間に選ばれるということの意味

私自身も経験がありますが、起業というのは決して平坦な道のりではなく、不安と希望が交差する繊細な時間です。

その大切なタイミングで、会社の顔となる“ロゴ”の制作パートナーに弊社を選んでくださったということは、単なる外注ではなく“信頼”そのものであると感じています。

だからこそ、「きちんとしたものを」「意味のあるものを」お届けしたい。ロゴ一つに込められたその想いを、私たちは決して軽くは扱いません。

 

ロゴ制作=AIでもできる時代。でも、私たちに依頼される理由

いまやロゴは、AIを使えば無料で生成できますし、数千円で手軽に発注できるサービスも多数存在しています。

それでも、私たちのような“高価格帯”と呼ばれるプロフェッショナルにロゴ制作を依頼してくださる方々がいるという事実は、非常に重く、ありがたいことです。

私たちの仕事は、「かっこいい」や「おしゃれ」といった表面的な魅力だけではなく、その会社のビジョン、価値観、未来像を一つの“かたち”に落とし込むプロセスそのもの。

対話の中で言語化される想いや、業界背景を踏まえた解釈、事業の方向性と整合した提案。AIにはできない、人と人のやり取りの中でしか生まれない要素が、確かにあると信じています。

 

ロゴは“マーク”ではなく“機能”である

ロゴ制作においては、デザインの見た目以上に“機能性”が求められます。

まず、他社ロゴとの類似性チェックや盗用の回避は基本です。その上で、以下のような多様な展開に対応できる構成を設計しています。

– 横組・縦組
– モノクロ版・白抜き版
– 英語表記バージョン
– アイコン展開(SNSやアプリアイコン用)
– カラー設定(CMYK/RGB/Webカラーなど)
– ロゴ規定(使用範囲・余白・縮小率・NG例を含むマニュアル化)

これらをトータルで設計・制作し、「社内で迷わず使える」「印刷・Web・動画すべてに適応できる」状態で納品しています。

 

クライアントの未来に責任を持てるロゴを

ロゴは、会社のアイデンティティそのものです。名刺、Webサイト、SNS、会社案内、社章、社用車、のぼり、イベントツール…あらゆるところで使われ、企業の顔として長年機能します。

だからこそ、私たちは目の前の“制作物”ではなく、そのロゴが未来にわたって果たす“役割”を見据えて仕事に取り組んでいます。

デザインを通じて信頼関係を築き、未来に寄り添うブランドの根幹を一緒につくる。そんな気持ちで、日々クライアントと向き合っています。

ご依頼くださった皆さまに、心からの感謝を。
そしてこれからも、“意味のあるかたち”を、一つひとつ丁寧につくっていきたいと思っています。

株式会社HET
長谷川 嵩